【市況】東京株式(大引け)=98円安、新型コロナ警戒で朝高後に値を消す
17日の東京株式市場は、日経平均が朝高後に値を消す展開となり結局マイナス圏で引けた。前日の米株高は追い風となったものの買いが続かなかった。
大引けの日経平均株価は前営業日比98円72銭安の2万7424円47銭と4日続落。東証1部の売買高概算は9億5419万株、売買代金概算は2兆684億円。値上がり銘柄数は613、対して値下がり銘柄数は1478、変わらずは96銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方はリスク選好ムードで買いが先行した。前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が5日続伸し過去最高値更新基調を続けている。これを受けて東京市場でも主力株を中心に強い動きでスタートしたものの、その後は次第に上げ幅を縮小し後場はマイナス圏に沈んだ。国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言の対象地域拡大や期限延長の動きを嫌気する売りがかさんだ。中国や香港株などアジア株市場が総じて安かったことや、米株価指数先物が軟調に推移したことなども買いを手控えさせた。業種別では海運や倉庫株が高く、鉄鋼、空運株には売りが目立った。半導体関連も朝高後に値を消した。値下がり銘柄数は全体の68%を占めた。売買代金は2兆円をかろうじてキープしたが低調だった。
【市況】日経平均は4日続落、朝高後伸び悩み安値引け、先行き懸念根強く/相場概況
日経平均は4日続落。16日の米国市場でNYダウは110ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。世界経済の減速懸念や地政学リスクの高まりから売りが出る一方、ヘルスケア関連株や小売株に買いが入った。前日に大幅下落していた日経平均はNYダウ上昇による反発期待で143円高からスタートすると、朝方には一時27750.39円(前日比227.20円高)まで上昇。しかし、新型コロナウイルス感染拡大などで先行き懸念は根強く、香港・上海株安も重しとなって後場マイナス転換すると安値引けした。
大引けの日経平均は前日比98.72円安の27424.47円となった。東証1部の売買高は9億5419万株、売買代金は2兆0684億円だった。業種別では、空運業、鉄鋼、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、海運業、倉庫・運輸関連業、医薬品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は28%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日続落、朝高も新型コロナの感染拡大を警戒 (8月17日)
1.日経平均は4日続落、前日のNYダウ最高値受け買い先行も続かず
2.新型コロナの感染拡大に歯止めかからず、緊急事態宣言の延長など警戒
3.アジア株安や米株先物の下落などを横目に買い手控え、売買代金も低調
4.海運株人気が異彩を放つ、その一方で鉄鋼株や空運株などが軟調展開に
5.好決算の東エレクをはじめ半導体関連は朝方買われるもその後値を消す
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比110ドル高と5日続伸し、過去最高値を連日更新した。地政学リスクの高まりから売り先行もユナイテッドヘルスグループ<UNH>などヘルスケア関連株などが上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、日経平均株価が朝高後に値を消す展開となり結局マイナス圏で引けた。前日の米株高は追い風となったものの買いが続かなかった。
17日の東京市場は、朝方はリスク選好ムードで買いが先行した。前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が5日続伸し過去最高値更新基調を続けている。これを受けて東京市場でも主力株を中心に強い動きでスタートしたものの、その後は次第に上げ幅を縮小し後場はマイナス圏に沈んだ。国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言の対象地域拡大や期限延長の動きを嫌気する売りがかさんだ。中国や香港株などアジア株市場が総じて安かったことや、米株価指数先物が軟調に推移したことなども買いを手控えさせた。業種別では海運や倉庫株が高く、鉄鋼、空運株には売りが目立った。半導体関連も朝高後に値を消した。東証1部の値下がり銘柄数は全体の68%を占めた。売買代金は2兆円をかろうじてキープしたが低調だった。
日経平均・・・27424.47円 -98.72円
TOPIX・・・1915.63円 -9.35円
JPX日経400・・・17246.79円 -78.98円
日経JASDAQ・・・3892.38円 -46.85円
東証マザーズ・・・1009.39円 -21.23円
東証REIT指数・・・2132.03円 -6.81円
米ドル円・・・109.27円 -0.13円
ユーロ/円・・・128.58円 -0.3円
NYダウ・・・35625.4円 110.02円
NASDAQ・・・14793.76円 -29.13円
上海総合・・・3446.97円 -70.36円
0コメント