【市況】東京株式(大引け)=453円安と大幅に3日続落、円高警戒し売り膨らむ
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落。為替の円高が進行するなか、日経平均株価は一時500円を超す下落となった。
大引けの日経平均株価は前週末比453円96銭安の2万7523円19銭。東証1部の売買高概算は10億3655万株。売買代金概算は2兆3230億円となった。値上がり銘柄数は196と全体の約9%、値下がり銘柄数は1944、変わらずは48銘柄だった。
前週末13日の米株式市場では、NYダウが15ドル高と小幅に4日続伸し最高値を更新した。ただ、米景気の先行き不透明感から長期金利が低下した。これを受けた週明け16日の東京市場では、為替は一時1ドル=109円30銭台へ急激なドル安・円高が進行。アフガニスタン情勢の緊迫化で地政学リスクが台頭したほか、この日発表された中国景気指標もさえない内容だったことから、東京株式市場ではリスクオフによる売りが強まる展開となり日経平均株価は一時2万7400円台まで下落した。ただ、下値には値頃感からの買いも入り引けにかけやや値を戻して取引を終えた。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、一時550円安、国内外に懸念広がる/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。13日の米国市場でNYダウは15ドル高と小幅に4日続伸し、連日で過去最高値を更新した。ただ、8月のミシガン大学消費者態度指数が大きく低下し、長期金利は再び1.3%割れ。日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、アフガニスタン情勢を巡る地政学リスクの高まりなども嫌気され、週明けの日経平均は171円安からスタートした。中国の経済指標が市場予想を下回ると下げ幅を一段と広げ、後場の寄り付き直後には27427.38円(前週末比549.77円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比453.96円安の27523.19円となった。東証1部の売買高は10億3655万株、売買代金は2兆3230億円だった。業種別では、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、サービス業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは海運業と空運業の2業種のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅に3日続落、円高進行でリスクオフの売り優勢 (8月16日)
1.日経平均は前日比453円安と急落、一時2万7400円台に下落
2.13日のNYダウは小幅に4日続伸し最高値、米景気に不透明感も
3.為替は1ドル=109円30銭台への急激なドル安・円高が進行
4.トヨタやソニーG、任天堂など主力株は軟調な値動きが続く
5.郵船や商船三井、川崎汽など海運株への物色意欲は強く上昇継続
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比15ドル高と小幅に4日続伸した。米長期金利の低下でハイテク株の一角が買われたほか、前日に好決算を発表したウォルトディズニー<DIS>が上昇し指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続落。為替の円高が進行するなか日経平均は一時500円を超す下落となった。
前週末13日の米株式市場では、NYダウが小幅に4日続伸し最高値を更新した。ただ、米景気の先行き不透明感から長期金利が低下した。これを受けた週明け16日の東京市場では、為替は一時1ドル=109円30銭台へ急激なドル安・円高が進行。アフガニスタン情勢の緊迫化で地政学リスクが台頭したほか、この日発表された中国景気指標もさえない内容だったことから、東京株式市場ではリスクオフによる売りが強まる展開となり日経平均は一時2万7400円台まで下落した。ただ、下値には値頃感からの買いも入り引けにかけやや値を戻して取引を終えた。
日経平均・・・27523.19円 -453.96円
TOPIX・・・1924.98円 -31.41円
JPX日経400・・・17325.77円 -291.34円
日経JASDAQ・・・3939.23円 -20.83円
東証マザーズ・・・1030.62円 -38.38円
東証REIT指数・・・2138.84円 -1.66円
米ドル円・・・109.3円 -0.99円
ユーロ/円・・・128.77円 -0.65円
NYダウ・・・35515.38円 15.53円
NASDAQ・・・14822.89円 6.63円
上海総合・・・3517.34円 1.04円
0コメント