【市況】東京株式(大引け)=68円高、買い優勢も戻り売りで上値の重い展開
10日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均は3日続伸となった。ただ、朝方大きく買われた後は伸び悩む形となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比68円11銭高の2万7888円15銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は10億8759万株、売買代金概算は2兆6076億円。値上がり銘柄数は1311、対して値下がり銘柄数は790、変わらずは88銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方はリスク選好の買いが優勢な流れとなり、日経平均は一時300円を超える上昇で2万8000円台に乗せる場面もあった。しかし、その後は戻り売りに押される形で急速に値を消し、後場は小幅ながらマイナス圏に沈む瞬間があった。国内での新型コロナウイルスの感染者数増加に歯止めがかからないことから経済活動に与える影響が警戒されているほか、米株価指数先物が軟調な動きをみせ、これを横目に買いの気勢が削がれた。ただ、上値は重いものの、下値では値ごろ感からの買いが入り全体相場を支えた。後場後半は再び買いが優勢となり、日経平均はプラス圏で着地した。好決算絡みの銘柄が買われ、個別にはストップ高銘柄が相次ぐなど物色意欲は旺盛だった。売買代金も8月に入ってからは最高だった。
【市況】日経平均は3日続伸、米雇用統計受け一時300円超高、その後急失速/相場概況
日経平均は3日続伸。日本の3連休中、米国では6日発表された7月雇用統計で雇用者数が市場予想を上回る大きな伸びを示し、労働市場の回復を好感して10年物国債利回りが1.3%台まで上昇した(債券価格は低下)。連休明けの東京市場でもこうした流れを引き継いで金融株や好業績銘柄を中心に買いが先行し、日経平均は66円高からスタート。前場中ごろに一時28128.61円(前週末比308.57円高)まで上昇したが、買いが一巡すると急失速し、後場中ごろにはマイナスへ転じる場面もあった。
大引けの日経平均は前週末比68.11円高の27888.15円となった。東証1部の売買高は10億8759万株、売買代金は2兆6076億円だった。業種別では、空運業、医薬品、陸運業が上昇率上位だった。一方、その他製品、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の60%、対して値下がり銘柄は36%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、好決算発表銘柄の一角に買いが集まる (8月10日)
1.日経平均は68円高と3日続伸、ただ買い一巡後は伸び悩む展開
2.個別に好決算発表銘柄の一角に買いが集まり、ストップ高が相次ぐ
3.日経平均は一時300円超える大幅高も、前場後半を境に急速に値消す
4.新型コロナ感染者増加に歯止めがかからず、経済活動への影響懸念
5.売買代金は活況で、2兆6000億円台と8月に入ってからは最高水準に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比106ドル安と3日ぶりに反落した。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)の世界的な感染拡大が警戒されるなか、景気敏感株中心に売りが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均株価は3日続伸となった。ただ、朝方大きく買われた後は伸び悩む形となった。
10日の東京市場は、朝方はリスク選好の買いが優勢な流れとなり、日経平均は一時300円を超える上昇で2万8000円台に乗せる場面もあった。しかし、その後は戻り売りに押される形で急速に値を消し、後場は小幅ながらマイナス圏に沈む瞬間があった。国内での新型コロナウイルスの感染者数増加に歯止めがかからないことから経済活動に与える影響が警戒されているほか、米株価指数先物が軟調な動きをみせ、これを横目に買いの気勢が削がれた。ただ、上値は重いものの、下値では値ごろ感からの買いが入り全体相場を支えた。後場後半は再び買いが優勢となり、日経平均はプラス圏で着地した。好決算絡みの銘柄が買われ、個別にはストップ高銘柄が相次ぐなど物色意欲は旺盛だった。東証1部の売買代金も8月に入ってからは最高だった。
日経平均・・・27888.15円 68.11円
TOPIX・・・1936.28円 6.94円
JPX日経400・・・17411.67円 69.57円
日経JASDAQ・・・3935.23円 32.8円
東証マザーズ・・・1083.22円 18.48円
東証REIT指数・・・2135.45円 -15.83円
米ドル円・・・110.51円 0.8円
ユーロ/円・・・129.5円 -0.22円
NYダウ・・・35101.85円 -106.66円
NASDAQ・・・14860.17円 24.41円
上海総合・・・3529.93円 35.29円
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