【市況】東京株式(大引け)=144円高、好決算銘柄が下値支える展開に
5日の東京株式市場は、朝方はやや売り優勢で日経平均株価は安く始まったものの、その後はすぐにプラス圏に切り返し、後場も強い動きで売り物を吸収した。
大引けの日経平均株価は前営業日比144円04銭高の2万7728円12銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は9億5527万株、売買代金概算は2兆2065億円。値上がり銘柄数は802、対して値下がり銘柄数は1290、変わらずは98銘柄だった。
きょうの東京市場は、決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に買いが入り全体相場を支えた。売買代金上位の主力株に買い戻しの動きが顕在化し、全体指数を押し上げた。前日の米国株市場でNYダウは安かったものの、半導体関連などが買われハイテク株比率の高いナスダック総合指数が上昇したことや、為替が円安に傾いたことがプラスに働いた。一方、米国では発表された雇用関連の指標が市場予想を下回ったことで景気先行きに対する不透明感が浮上しており、日本国内では新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が警戒されるなか、上値も重い展開だった。アジア株市場も不安定な動きとなるなか、小型株には売られるものが目立ち、値下がり銘柄数が値上がりを上回った。
【市況】日経平均は3日ぶり反発、値がさハイテク株や好決算銘柄が支え、海運賑わい続く/相場概況
日経平均は3日ぶり反発。4日の米国市場でNYダウは反落し、323ドル安となった。ADP社の7月雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回り、相場を下押しした。一方、長期金利の伸び悩みでハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に3日続伸。本日の日経平均はNYダウ下落を受けて57円安からスタートしたが、値がさハイテク株や好決算銘柄に買いが入り、朝方には一時27741.55円(前日比157.47円高)まで上昇した。その後伸び悩む場面もあったが、後場に入ると再びやや強含んだ。
大引けの日経平均は前日比144.04円高の27728.12円となった。東証1部の売買高は9億5527万株、売買代金は2兆2065億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、精密機器が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、建設業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は59%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、好決算銘柄を中心に買い優勢 (8月5日)
1.日経平均は3日ぶり反発、安寄り後にすぐにプラス転換
2.好決算銘柄を中心とした買いが全体相場の下値支える展開に
3.米国では雇用関連の経済指標が予想下回り、景気に不透明感
4.国内でも新型コロナのデルタ株感染拡大を警戒して上値重い
5.郵船など海運株が大人気も、全体では値下がり銘柄数が多い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比323ドル安と反落した。米7月のADP雇用統計の結果が市場予想を下回ったことが警戒され、景気敏感株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、朝方はやや売り優勢で日経平均株価は安く始まったものの、その後はすぐにプラス圏に切り返し、後場も強い動きで売り物を吸収した。
5日の東京市場は、決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に買いが入り全体相場を支えた。売買代金上位の主力株に買い戻しの動きが顕在化し、全体指数を押し上げた。前日の米国株市場でNYダウは安かったものの、半導体関連などが買われハイテク株比率の高いナスダック総合指数が上昇したことや、為替が円安に傾いたことがプラスに働いた。一方、米国では発表された雇用関連の指標が市場予想を下回ったことで景気先行きに対する不透明感が浮上しており、日本国内では新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が警戒されるなか、上値も重い展開だった。アジア株市場も不安定な動きとなるなか、小型株には売られるものが目立ち、値下がり銘柄数が値上がりを上回った。
日経平均・・・27728.12円 144.04円
TOPIX・・・1928.98円 7.55円
JPX日経400・・・17326.93円 72.54円
日経JASDAQ・・・3918.93円 -16.24円
東証マザーズ・・・1062.91円 -8.31円
東証REIT指数・・・2184.6円 35.77円
米ドル円・・・109.53円 0.43円
ユーロ/円・・・129.7円 0.12円
NYダウ・・・34792.67円 -323.73円
NASDAQ・・・14780.53円 19.23円
上海総合・・・3466.54円 -10.66円
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