【市況】東京株式(大引け)=200円高、米ハイテク株高とアジア株上昇を横目に反発
29日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻される形となり、日経平均は反発した。前日の米国株市場でハイテク株が強さを発揮したことが市場のセンチメントを改善させた。
大引けの日経平均株価は前営業日比200円76銭高の2万7782円42銭と反発。東証1部の売買高概算は11億6971万株、売買代金概算は2兆5790億円。値上がり銘柄数は1287、対して値下がり銘柄数は821、変わらずは82銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方買い優勢で始まったあと、前引けにかけて上げ幅を縮小したが、後場は一段高で始まり最後まで高値圏で売り物を吸収した。注目されたFOMCの結果は想定通り金融政策に変更はなく、その後のパウエルFRB議長の記者会見も概ねハト派的な内容と捉えられ波乱要因とはならなかった。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることは警戒材料だが、以前のように感染者数に神経質に相場が反応するということはなくなっている。企業の決算発表が徐々に本格化するなか、好業績株を物色する動きが全体を支えた。きょうは中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて堅調だったことも市場のセンチメント改善に貢献した。全体売買代金も膨らみ2兆5800億円弱とオプションSQ算出日の今月9日以来の高水準だった。
【市況】日経平均は反発、香港・上海株とも堅調で安心感、SBG4%高/相場概況
日経平均は反発。28日の米国市場でNYダウは続落し、127ドル安となった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.7%の上昇。本日の東京市場でも好決算の半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は140円高からスタートした。このところ不安定感が強まっている中国株の動向などを見極めたいとの思惑から、前引けにかけて上げ幅を縮める場面も見られたが、本日は政策懸念が和らいで香港株・上海株とも堅調に推移し、日経平均は後場に27798.05円(前日比216.39円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比200.76円高の27782.42円となった。東証1部の売買高は11億6971万株、売買代金は2兆5790億円だった。業種別では、精密機器、海運業、電気機器が上昇率上位だった。一方、陸運業、空運業、食料品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は37%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、米ハイテク株高やアジア株堅調で買い優勢 (7月29日)
1.日経平均は反発、米ハイテク株高受け市場センチメント改善
2.中国や香港などのアジア株市場も軒並み堅調で株高を後押し
3.FOMC結果は想定通りでパウエル会見もハト派色強く安心感
4.国内での新型コロナの感染拡大は警戒材料も影響は限定的に
5.好決算銘柄物色の流れが全体相場を支え、売買代金も高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比127ドル安と続落した。新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)による感染拡大が、世界経済の低迷要因になることが警戒され売りが優勢となった。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買い戻される形となり、日経平均株価は反発した。前日の米国株市場でハイテク株が強さを発揮したことが市場のセンチメントを改善させた。
29日の東京市場は、朝方買い優勢で始まったあと、前引けにかけて上げ幅を縮小したが、後場は一段高で始まり最後まで高値圏で売り物を吸収した。注目されたFOMCの結果は想定通り金融政策に変更はなく、その後のパウエルFRB議長の記者会見も概ねハト派的な内容と捉えられ波乱要因とはならなかった。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることは警戒材料だが、以前のように感染者数に神経質に相場が反応するということはなくなっている。企業の決算発表が徐々に本格化するなか、好業績株を物色する動きが全体を支えた。本日は中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて堅調だったことも市場のセンチメント改善に貢献した。東証1部の売買代金も膨らみ2兆5800億円弱とオプションSQ算出日の今月9日以来の高水準だった。
日経平均・・・27782.42円 200.76円
TOPIX・・・1927.43円 7.78円
JPX日経400・・・17313円 56.04円
日経JASDAQ・・・3979.8円 22.91円
東証マザーズ・・・1114.67円 17.37円
東証REIT指数・・・2170.13円 -10.94円
米ドル円・・・109.86円 -0.11円
ユーロ/円・・・130.46円 0.64円
NYダウ・・・34930.93円 -127.59円
NASDAQ・・・14762.58円 102円
上海総合・・・3411.72円 50.13円
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