【市況】東京株式(大引け)=177円安と3日続落、後場に入り急速に下げ渋る
9日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。前日の米株安もあり日経平均株価は一時700円近い下落となる場面があったが、後場に入り下げ幅は急速に縮小した。
大引けの日経平均株価は前日比177円61銭安の2万7940円42銭。東証1部の売買高概算は14億2564万株。売買代金概算は3兆3240億円となった。値上がり銘柄数は907と全体の約41%、値下がり銘柄数は1175、変わらずは110銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが259ドル安。世界で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米景気の先行き警戒感が台頭した。これを受けた東京市場も売り先行でスタート。日本政府が東京都に4度目の緊急事態宣言を発令する方針を決定したことも嫌気された。景気敏感株などに売りが膨らむなか、日経平均株価は2万8000円を割り込み、一時下げ幅は698円に達した。ただ、後場に入ってからは急速に下げ渋る展開。日銀のETF買いの思惑も台頭し下値には買い戻しが流入し結局、日経平均株価は170円強の下落で取引を終えた。
【市況】日経平均は3日続落、28000円割れ、一時700円近く下落も後場下げ渋り/相場概況
日経平均は3日続落。8日の米国市場でNYダウは反落し、259ドル安となった。世界的な新型コロナウイルス変異株の流行などから、世界経済の減速への懸念が強まった。本日の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、日経平均は378円安からスタートして節目の28000円を割り込んだ。前場中ごろを過ぎると27419.40円(前日比698.63円安)まで下落する場面もあったが、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測などを支えに押し目買いや買い戻しが入り、下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均は前日比177.61円安の27940.42円となった。終値で28000円を下回るのは5月17日以来となる。なお、オプション7月物の特別清算指数(SQ)は27726.72円。東証1部の売買高は14億2564万株、売買代金は3兆3239億円だった。業種別では、機械、ゴム製品、海運業が下落率上位だった。一方、鉱業、空運業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、景気敏感株が売られ2万8000円割れ (7月9日)
1.日経平均は前日比177円安、売り優勢で2万8000円割る
2.前日のNYダウは259ドル安、米景気の先行き不安も台頭
3.東京市場は一時700円近い下落もETF買い思惑で下げ渋る
4.郵船やコマツ、日本製鉄、三井物といった景気敏感株が安い
5.任天堂や東エレク、ソニーGは後場値を戻し上昇して引ける
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比259ドル安と反落した。世界で新型コロナウイルスの変異種による感染拡大が続いているほか、米景気の先行き減速懸念から売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は3日続落。前日の米株安もあり一時700円近い下落となる場面があったが、後場に入り下げ幅は急速に縮小した。
前日の米株式市場では、NYダウが反落。世界で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米景気の先行き警戒感が台頭した。これを受けた東京市場も売り先行でスタート。日本政府が東京都に4度目の緊急事態宣言を発令する方針を決定したことも嫌気された。景気敏感株などに売りが膨らむなか、日経平均は2万8000円を割り込み、一時下げ幅は698円に達した。ただ、後場に入ってからは急速に下げ渋る展開。日銀のETF買いの思惑も台頭し下値には買い戻しが流入し結局、日経平均は170円強の下落で取引を終えた。
日経平均・・・27940.42円 -177.61円
TOPIX・・・1912.38円 -7.94円
JPX日経400・・・17214.4円 -81.12円
日経JASDAQ・・・3953.28円 2.69円
東証マザーズ・・・1168.3円 9.22円
東証REIT指数・・・2174.61円 -5.49円
米ドル円・・・110.08円 0.3円
ユーロ/円・・・130.36円 0.6円
NYダウ・・・34421.93円 -259.86円
NASDAQ・・・14559.78円 -105.27円
上海総合・・・3524.08円 -1.41円
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