【市況】東京株式(大引け)=18円安、出来高低調のなか小幅反落も値上がり銘柄数多い
28日の東京株式市場は様子見ムードの強いなか日経平均株価は小幅反落となった。ただ値上がり銘柄数が多く、TOPIXはプラス圏で引けている。
大引けの日経平均株価は前営業日比18円16銭安の2万9048円02銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は8億7073万株、売買代金概算は1兆9680億円。値上がり銘柄数は1466、対して値下がり銘柄数は624、変わらずは102銘柄だった。
きょうの東京市場は前週末の米国株市場ではNYダウが続伸し230ドルあまりの上昇をみせたことで、日経平均の強調展開が期待されたが、朝方こそ高く始まったものの、その後はすぐにマイナス圏に沈む展開となった。値がさの半導体関連の主力株が売られたことが全体指数の足を引っ張ったが、半導体セクターでも中小型株中心に物色意欲は根強く、市場心理はむしろ良好だった。外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円安に振れていることも追い風となった。業種別では、新型コロナウイルスのワクチン普及を背景とした経済正常化期待から、海運や鉄鋼など景気敏感株が業種別値上がり上位に買われた。ただ、週初ということもあって売買代金は低調で2兆円大台を下回った。
【市況】日経平均は3日ぶり小幅反落、小安くもみ合い/相場概況
日経平均は3日ぶり小幅反落。25日の米国市場でNYダウは続伸し、237ドル高となった。決算発表のナイキが大きく押し上げたほか、金融株もストレステストの結果が好感されて上昇。ただ、長期金利の上昇でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は5日ぶりに小幅反落した。週明けの日経平均はNYダウの上昇を受けて46円高からスタートしたものの、値がさ株に売りが出て、寄り付き直後をこの日の高値にマイナス転換。その後も上値追いの動きは限られ、小安い水準でもみ合う場面が多かった。
大引けの日経平均は前週末比18.16円安の29048.02円となった。東証1部の売買高は8億7073万株、売買代金は1兆9680億円だった。業種別では、鉱業、精密機器、空運業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、海運業、小売業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の28%、対して値上がり銘柄は67%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり小反落、値がさ半導体関連が売られる (6月28日)
1.日経平均は小幅反落ながらTOPIXはプラス圏着地
2.前週末のNYダウ上昇も半導体関連など安く足引っ張る
3.ポストコロナ見込み、海運や鉄鋼など景気敏感株強い
4.円安追い風に値上がり銘柄数は値下がりを大幅上回る
5.全体売買代金は盛り上がらず、2兆円大台を割り込む
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比237ドル高と続伸した。ナイキ<NKE>が急伸したほか、株主還元の強化に向けた期待で金融株が上昇し指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、様子見ムードの強いなか日経平均株価は小幅反落となった。ただ値上がり銘柄数が多く、TOPIXはプラス圏で引けている。
28日の東京市場は、前週末の米国株市場ではNYダウが続伸し230ドルあまりの上昇をみせたことで、日経平均の強調展開が期待されたが、朝方こそ高く始まったものの、その後はすぐにマイナス圏に沈む展開となった。値がさの半導体関連の主力株が売られたことが全体指数の足を引っ張ったが、半導体セクターでも中小型株中心に物色意欲は根強く、市場心理はむしろ良好だった。外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円安に振れていることも追い風となった。業種別では、新型コロナウイルスのワクチン普及を背景とした経済正常化期待から、海運や鉄鋼など景気敏感株が業種別値上がり上位に買われた。ただ、週初ということもあって東証1部の売買代金は低調で2兆円大台を下回った。
日経平均・・・29048.02円 -18.16円
TOPIX・・・1965.67円 3.02円
JPX日経400・・・17717.48円 15.93円
日経JASDAQ・・・3995.74円 27.82円
東証マザーズ・・・1207.04円 10.36円
東証REIT指数・・・2157.55円 10.78円
米ドル円・・・110.88円 0.13円
ユーロ/円・・・132.06円 -0.26円
NYダウ・・・34433.84円 237.02円
NASDAQ・・・14360.38円 -9.32円
上海総合・・・3606.37円 -1.18円
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