【市況】東京株式(大引け)=289円安、買い手掛かり材料乏しく利食い優勢に
31日の東京株式市場は終始売り優勢の地合いで日経平均は2万8000円台に押し戻される格好に。後場は一段安で一時下げ幅が350円を上回る場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比289円33銭安の2万8860円08銭と反落。東証1部の売買高概算は10億2073万株、売買代金概算は2兆2415億4000万円。値上がり銘柄数は420、対して値下がり銘柄数は1712、変わらずは60銘柄だった。
きょうの東京市場は、買い手掛かり材料に乏しいなか日経平均株価が反落、前週末に先物主導で買い戻され600円高となったリスク選好の地合いから一転して下値模索の動きに終始した。前週末の欧米株市場は総じて堅調だったが、米国株市場では主要株指数の上値が重く利益確定売りニーズの強さを反映、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好に。国内では緊急事態宣言延長に伴う経済活動への影響と、ワクチン普及期待を背景とした景気回復への思惑の綱引きとなっているが、きょうは他に目立った材料が見当たらない。今週は米国の重要経済指標が相次ぐことで、これを見極めたいとのニーズも全体相場の手控えムードにつながった。業種別指数は海運セクターのみ上昇、東証1部全体の8割近い銘柄が下落している。売買代金は2兆2000億円台にとどまった。
【市況】日経平均は反落、米休場や経済指標前に買い入りづらく/相場概況
日経平均は反落。28日の米国市場でNYダウは3日続伸し、64ドル高となった。セールスフォース・ドットコムの大幅高が押し上げ要因となったが、高値圏とあって利益確定の売りも出て伸び悩んだ。日経平均も前週末に600円高と大きく上昇し、29000円台を回復していたことから、週明けはその反動で129円安からスタート。今晩の米国市場は休場、さらに今週は国内外で重要な経済指標の発表が相次ぐとあって積極的な買いが入りづらく、後場には28791.60円(前週末比357.81円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比289.33円安の28860.08円となった。東証1部の売買高は10億2073万株、売買代金は2兆2415億円だった。業種別では、不動産業、銀行業、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は19%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、前週末急伸の反動で利益確定売りが優勢 (5月31日)
1.日経平均は反落、前週末急伸の反動で売りに押される
2.米株市場は主要指数の上値重く、東京市場でも利食い誘発
3.緊急事態宣言延長の影響懸念とワクチン普及期待の綱引き
4.相次ぐ米国の重要経済指標の結果を見極めたいとの思惑も
5.東証1部の8割近い銘柄が下落、売買代金は盛り上がらず
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比64ドル高と3日続伸した。米4月の個人消費支出(PCE)コア・デフレーターは市場予想を上回ったが、米長期金利は低下したこともあり株式市場への影響は限定的だった。
週明けの東京市場では、終始売り優勢の地合いで日経平均株価は2万8000円台に押し戻される格好に。後場は一段安で一時下げ幅が350円を上回る場面があった。
31日の東京市場は、買い手掛かり材料に乏しいなか日経平均が反落、前週末に先物主導で買い戻され600円高となったリスク選好の地合いから一転して下値模索の動きに終始した。前週末の欧米株市場は総じて堅調だったが、米国株市場では主要株指数の上値が重く利益確定売りニーズの強さを反映、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好に。国内では緊急事態宣言延長に伴う経済活動への影響と、ワクチン普及期待を背景とした景気回復への思惑の綱引きとなっているが、きょうは他に目立った材料が見当たらない。今週は米国の重要経済指標が相次ぐことで、これを見極めたいとのニーズも全体相場の手控えムードにつながった。業種別指数は海運セクターのみ上昇、東証1部全体の8割近い銘柄が下落している。売買代金は2兆2000億円台にとどまった。
日経平均・・・28860.08円 -289.33円
TOPIX・・・1922.98円 -24.46円
JPX日経400・・・17385.08円 -230.59円
日経JASDAQ・・・3890.77円 8.12円
東証マザーズ・・・1150.06円 4.87円
東証REIT指数・・・2073.55円 0.66円
米ドル円・・・109.64円 -0.24円
ユーロ/円・・・133.69円 -0.23円
NYダウ・・・34529.45円 64.81円
NASDAQ・・・13748.73円 12.46円
上海総合・・・3615.47円 14.69円
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