【市況】東京株式(大引け)=167円安と反落、米キャピタルゲイン増税を警戒
23日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日の米株式市場がキャピタルゲイン課税強化に対する懸念から下落した流れを引き継ぎ、この日の東京市場も売りが先行する展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比167円54銭安の2万9020円63銭。東証1部の売買高概算は9億5501万株。売買代金概算は2兆44億900万円と薄商いだった。値上がり銘柄数は708と全体の約32%、値下がり銘柄数は1376、変わらずは106銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが前日比321ドル安と急落。バイデン米大統領は富裕層に対するキャピタルゲイン課税を従来の約2倍に引き上げる方針と伝わったことが嫌気された。この米株安の流れは、東京市場にも波及し日経平均株価は朝方に一時400円を超す下落となった。週末で様子見姿勢も強まった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋る展開となり、結局2万9000円台をわずかに上回り取引を終えた。
【市況】日経平均は反落、米増税懸念に決算銘柄の売りも/相場概況
日経平均は反落。22日の米国市場でNYダウは反落し、321ドル安となった。バイデン大統領が富裕層のキャピタルゲイン税率を引き上げる案を検討していると報じられ、嫌気した売りが出た。また、東京市場では前日に決算発表した日本電産<6594>などで売りが先行したこともあり、本日の日経平均は249円安からスタートすると、朝方には一時28770.62円(前日比417.55円安)まで下落。その後、主力株の押し目買いや緊急事態宣言の影響が懸念されていた銘柄の買い戻しで下げ幅を縮めたものの、29000円近辺で戻りは一服した。
大引けの日経平均は前日比167.54円安の29020.63円となった。東証1部の売買高は9億5501万株、売買代金は2兆0044億円だった。業種別では、鉄鋼、機械、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、ゴム製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安に加え週末要因で軟調な展開 (4月23日)
1.日経平均は前日比167円安と反落、2万9000円台は維持
2.前日のNYダウは321ドル安、キャピタルゲイン増税報道を警戒
3.東京市場は米株安に加え週末要因もあり、軟調な展開が続く
4.前日決算発表の日電産は予想未達と永守CEO退任で値を下げる
5.ANAHDやJR東海、OLCなど内需関連株の一角がしっかり
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比321ドル安と反落した。バイデン米大統領のキャピタルゲイン課税の増税案を警戒する売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は反落。前日の米株式市場がキャピタルゲイン課税強化に対する懸念から下落した流れを引き継ぎ、この日の東京市場も売りが先行する展開となった。
前日の米株式市場では、NYダウが急落。バイデン米大統領は富裕層に対するキャピタルゲイン課税を従来の約2倍に引き上げる方針と伝わったことが嫌気された。この米株安の流れは、東京市場にも波及し日経平均は朝方に一時400円を超す下落となった。週末で様子見姿勢も強まった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋る展開となり、結局2万9000円台をわずかに上回り取引を終えた。
日経平均・・・29020.63円 -167.54円
TOPIX・・・1914.98円 -7.52円
JPX日経400・・・17243.72円 -68.74円
日経JASDAQ・・・3901.69円 -10.96円
東証マザーズ・・・1212.23円 -14.53円
東証REIT指数・・・2051.38円 8.57円
米ドル円・・・107.87円 -0.03円
ユーロ/円・・・129.99円 0.04円
NYダウ・・・33815.9円 -321.41円
NASDAQ・・・13818.41円 -131.8円
上海総合・・・3474.16円 9.05円
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