【市況】東京株式(大引け)=212円高、後場上げ幅縮小もリバウンド狙いの買いが優勢
13日の東京株式市場はリバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均は寄り後も一貫して上値を切り上げたが、後場は買いの勢いが衰え伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比212円88銭高の2万9751円61銭と反発。東証1部の売買高概算は10億1661万株、売買代金概算は2兆3028億2000万円。値上がり銘柄数は1110、対して値下がり銘柄数は975、変わらずは105銘柄だった。
きょうは日経平均が終始プラス圏で推移。前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことからリスク選好とはなりにくい環境だったが、東京市場では前日に230円弱下げていたこともあり、これ以上下値を売り込む理由も見当たらないなか、値ごろ感からの買いが優勢となった。米国をはじめワクチン普及を背景とした景気回復期待が市場の強気マインドを支えている。アジア株が総じて堅調な推移をみせていたことも、買い安心感につながった。しかし、企業の決算発表本格化を前に、積極的に上値を買い進む動きも限定的だった。後場に入ると上値が重いとみた短期筋の売りが全体の地合いを悪くし、国内の新型コロナウイルス感染者数増加にも警戒ムードが漂った。結局、日経平均は上げ幅を縮小して取引を終えたが、日足陽線は確保した。
【市況】日経平均は反発、買い一巡後は伸び悩み/相場概況
日経平均は反発。12日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、55ドル安となった。最高値付近で利益確定の売りが続き、インフレ加速を警戒した動きも目立った。ただ、東京市場では前日に米株安を見越して日経平均が200円超下落しており、本日は反発期待の買いが先行して66円高からスタート。ファーストリテ<9983>などの値がさ株が押し上げ役となり、日経平均は後場の寄り付き直後に29897.11円(前日比358.38円高)まで上昇する場面があったが、上値では利益確定の売りが出て伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前日比212.88円高の29751.61円となった。東証1部の売買高は10億1661万株、売買代金は2兆3028億円だった。業種別では、鉄鋼、証券、ガラス・土石製品が上昇率上位だった。一方、空運業、電気・ガス業、陸運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、対して値下がり銘柄は45%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、ワクチン普及の遅れや決算本格化を警戒 (4月12日)
1.日経平均は反発、米株軟調もリバウンド狙いの買いが優勢に
2.景気回復期待と堅調なアジア株を横目に上昇も、後場は伸び悩む
3.ワクチン普及期待が強気を支えるも決算発表本格化控え上値重い
4.国内の新型コロナウイルス感染者数の増加などに警戒ムード漂う
5.ファストリが3400円強の上昇をみせ日経平均押し上げに寄与
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比55ドル安と4日ぶりに反落した。前営業日に最高値を更新していたことや主要企業の決算発表の本格化を控え、利益確定売りが優勢となった。
東京市場ではリバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は寄り後も一貫して上値を切り上げたが、後場は買いの勢いが衰え伸び悩む展開となった。
13日の東京市場は、日経平均が終始プラス圏で推移。前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことからリスク選好とはなりにくい環境だったが、東京市場では前日に230円弱下げていたこともあり、これ以上下値を売り込む理由も見当たらないなか、値ごろ感からの買いが優勢となった。米国をはじめワクチン普及を背景とした景気回復期待が市場の強気マインドを支えている。アジア株が総じて堅調な推移をみせていたことも、買い安心感につながった。しかし、企業の決算発表本格化を前に、積極的に上値を買い進む動きも限定的だった。後場に入ると上値が重いとみた短期筋の売りが全体の地合いを悪くし、国内の新型コロナウイルス感染者数増加にも警戒ムードが漂った。結局、日経平均は上げ幅を縮小して取引を終えたが、日足陽線は確保した。
日経平均・・・29751.61円 212.88円
TOPIX・・・1958.55円 3.96円
JPX日経400・・・17633.57円 33.16円
日経JASDAQ・・・3945.65円 3.71円
東証マザーズ・・・1216.24円 0.27円
東証REIT指数・・・2038.23円 -6.42円
米ドル円・・・109.42円 -0.03円
ユーロ/円・・・130.09円 0.15円
NYダウ・・・33745.4円 -55.2円
NASDAQ・・・13849.99円 -50.18円
上海総合・・・3396.47円 -16.47円
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