【市況】東京株式(大引け)=564円高、大幅反発し30年半ぶり3万円大台回復
週明け15日の東京株式市場は大きくリスク選好ムードに傾き、主力株を中心に大きく買われる展開となった。日経平均は約30年半ぶりに終値で3万円大台に乗せた。
大引けの日経平均株価は前営業日比564円08銭高の3万84円15銭と大幅反発。東証1部の売買高概算は12億7591万株、売買代金概算は2兆6038億4000万円。値上がり銘柄数は1339、対して値下がり銘柄数は773、変わらずは81銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が小幅ながら揃って過去最高値を更新したことや、朝方取引前に発表された20年10~12月のGDP速報値が事前コンセンサスを上回ったことなどを受け、リスクを取る動きが優勢のなかスタートした。寄り後は大口の買いが流入し日経平均は一気に水準を切り上げ午前9時半前に3万円大台をつけた。米国でワクチン接種が急速に進展していることに加え、日本国内でも米ファイザーの新型コロナワクチンの製造販売が特例承認されたことで、経済活動の正常化期待がにわかに強まっている。決算発表も予想以上に好調な企業が多く、株価も大きく買われる銘柄が相次ぎ全体地合いを押し上げた。日経平均は前場にいったん伸び悩んだが、後場は買い直され、この日のほぼ高値圏で着地している。
【市況】日経平均は大幅反発、30年6カ月ぶり3万円台/相場概況
日経平均は大幅反発。12日の米国市場でNYダウは小幅に反発し、27ドル高となった。ナスダック総合指数も0.5%の上昇となり、揃って過去最高値を更新。下院歳入委員会が家計支援策を可決したほか、バイデン大統領が製薬のファイザーやモデルナと新型コロナウイルスワクチンの追加供給契約を締結し、好感した買いが入った。また、日本でもファイザーのワクチンが特例承認され、週明けの日経平均は142円高からスタートすると上げ幅を大きく拡大。引けにかけて一時30092.34円(前週末比572.27円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前週末日比564.08円高の30084.15円となった。終値では1990年8月2日以来、およそ30年6カ月ぶりに3万円台を回復した。東証1部の売買高は12億7591万株、売買代金は2兆6038億円だった。業種別では、鉱業、精密機器、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、空運業、繊維製品、ゴム製品など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は35%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発、主力株中心に買われ3万円大台を回復 (2月15日)
1.日経平均は500円超の急反発で30年半ぶり3万円大台
2.米株市場の主要指数最高値更新でリスク選好ムードが継続
3.国内のワクチン普及期待と企業の好調な決算発表を材料視
4.昨年10~12月GDPが事前予測上回ったことも追い風
5.日経平均は前場に伸び悩むも後場買い直されほぼ高値引け
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比27ドル高と小反発した。米追加経済対策や新型コロナウイルスワクチンへの期待が膨らみ過去最高値を更新して取引を終えた。
週明けの東京市場では、大きくリスク選好ムードに傾き、主力株を中心に大きく買われる展開となった。日経平均株価は約30年半ぶりに終値で3万円大台に乗せた。
15日の東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が小幅ながら揃って過去最高値を更新したことや、朝方取引前に発表された20年10~12月のGDP速報値が事前コンセンサスを上回ったことなどを受け、リスクを取る動きが優勢のなかスタートした。寄り後は大口の買いが流入し日経平均は一気に水準を切り上げ午前9時半前に3万円大台をつけた。米国でワクチン接種が急速に進展していることに加え、日本国内でも米ファイザーの新型コロナワクチンの製造販売が特例承認されたことで、経済活動の正常化期待がにわかに強まっている。決算発表も予想以上に好調な企業が多く、株価も大きく買われる銘柄が相次ぎ全体地合いを押し上げた。日経平均は前場にいったん伸び悩んだが、後場は買い直され、この日のほぼ高値圏で着地している。
日経平均・・・30084.15円 564.08円
TOPIX・・・1953.94円 20.06円
JPX日経400・・・17671.9円 197.11円
日経JASDAQ・・・3869.55円 -17.84円
東証マザーズ・・・1314.3円 2.73円
米ドル円・・・105.37円 0.45円
ユーロ/円・・・127.86円 0.75円
NYダウ・・・31458.4円 27.7円
NASDAQ・・・14095.47円 69.69円
上海総合・・・3655.08円 51.59円
0コメント