【市況】東京株式(大引け)=233円高、米株高に追随し30年5カ月ぶりの高値
21日の東京株式市場は前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが強まり日経平均株価は反発、14日につけた高値を上回り30年5カ月ぶりの水準に再浮上した。
大引けの日経平均株価は前営業日比233円60銭高の2万8756円86銭と反発。東証1部の売買高概算は11億4447万株、売買代金概算は2兆4955億1000万円。値上がり銘柄数は1288、対して値下がり銘柄数は785、変わらずは117銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方から広範囲に買いが優勢となった。前日の欧州株市場が総じて堅調だったほか、米国株市場では主要株3指数がいずれも最高値を更新したことで買い安心感が強まった。米国ではバイデン新政権が発足し、財政出動による景気回復への期待感が改めて意識された。東京市場では先駆した半導体関連の一角などに利益確定の動きがみられたものの、機械や化学など景気敏感セクターへの買いや内需系のシステム開発関連株などが上昇し全体指数を押し上げる格好となった。日銀の金融政策決定会合については現状維持で相場への影響は限定的だった。日経平均は朝方に一時300円を超える上昇をみせる場面もあったが後場は伸び悩んだ。売買代金は2兆5000億円弱と今週に入ってからは最も高水準だった。
【市況】日経平均は反発、米株高に安心感、終値では30年5カ月ぶり高値/相場概況
日経平均は反発。20日の米国市場でNYダウは257ドル高となり、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。バイデン大統領の就任式が混乱なく進んだほか、新型コロナウイルスのワクチン接種ペースが加速するとの見方などもあり、投資家心理が上向いた。米国株の動向を注視していた東京市場でも安心感が広がり、本日の日経平均は187円高からスタートすると、朝方には一時28846.15円(前日比322.89円高)まで上昇。ただ、半導体関連株が売られたことが重しとなり、その後は堅調もみ合いといった展開だった。
大引けの日経平均は前日比233.60円高の28756.86円となった。終値としては昨年来高値を更新し、およそ30年5カ月ぶりの高値を付けた。東証1部の売買高は11億4447万株、売買代金は2兆4955億円だった。業種別では、サービス業、情報・通信業、金属製品が上昇率上位だった。一方、その他製品、銀行業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は36%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、欧米株高を受け30年5ヵ月ぶりの高値 (1月21日)
1.日経平均は反発、欧米株高を受けリスク選好の展開に
2.14日の高値を上回り、30年5ヵ月ぶりの高値圏に浮上
3.バイデン新政権の発足で財政出動による景気回復に期待感
4.半導体関連の一角が利食われ後場は上げ幅を縮小する動き
5.売買代金は2兆5000億円弱で今週に入ってからは最高
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比257ドル高と続伸し過去最高値を更新した。米民主党のバイデン氏が大統領に就任し、経済対策に対する期待から買いが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが強まり日経平均株価は反発、14日につけた高値を上回り30年5ヵ月ぶりの水準に再浮上した。
21日の東京市場は、朝方から広範囲に買いが優勢となった。前日の欧州株市場が総じて堅調だったほか、米国株市場では主要株3指数がいずれも最高値を更新したことで買い安心感が強まった。米国ではバイデン新政権が発足し、財政出動による景気回復への期待感が改めて意識された。東京市場では先駆した半導体関連の一角などに利益確定の動きがみられたものの、機械や化学など景気敏感セクターへの買いや内需系のシステム開発関連株などが上昇し全体指数を押し上げる格好となった。日銀の金融政策決定会合については現状維持で相場への影響は限定的だった。日経平均は朝方に一時300円を超える上昇をみせる場面もあったが後場は伸び悩んだ。東証1部の売買代金は2兆5000億円弱と今週に入ってからは最も高水準だった。
日経平均・・・28756.86円 233.6円
TOPIX・・・1860.64円 11.06円
JPX日経400・・・16889.66円 107.5円
日経JASDAQ・・・3809.62円 10.94円
東証マザーズ・・・1283.85円 46.12円
米ドル円・・・103.39円 -0.35円
ユーロ/円・・・125.59円 -0.51円
NYダウ・・・31188.38円 257.86円
NASDAQ・・・13457.24円 260.06円
上海総合・・・3621.26円 38.17円
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