【市況】東京株式(大引け)=211円安、利益確定売り圧力強まり5日ぶり反落
週明け30日の東京株式市場は、朝方は高く始まったものの、その後は売りに押される展開となった。後場に入ると日経平均は下げ幅を広げた。
大引けの日経平均株価は前営業日比211円09銭安の2万6433円62銭と5日ぶり反落。東証1部の売買高概算は24億8779万株、売買代金概算は4兆7669億9000万円。値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は1810、変わらずは32銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方取引開始前は前週末の欧米株市場が総じて堅調で、米国市場ではナスダックが連日過去最高値を更新するなどハイテク株に買いが優勢だったことから強気にみる向きが多かった。ところが、寄り付きこそ高く始まったものの、その直後から上値の重さが露呈した。前週の日経平均は4営業日続伸でこの間に1100円以上の上昇をみせていただけに、目先利益確定の売りが目立つ展開に。米中摩擦を再び警戒する動きも下げを助長したとみられ、値下がり銘柄数は1800を超え、全体の83%の銘柄が下落した。また業種別では33業種ほぼ全面安症状となり非鉄や石油、鉄鋼などの景気敏感株や銀行セクターなどが特に軟調だった。一方、全体売買代金はMSCIのリバランスに絡む商いが加わったこともあって、4兆7000億円台と大きく膨らんだ。
【市況】日経平均は5日ぶり反落、過熱感から朝高後に失速/相場概況
日経平均は5日ぶり反落。27日の米国市場でNYダウは37ドル高と反発し、ナスダック総合指数やS&P500指数は過去最高値を更新した。週明けの日経平均もこうした流れを引き継いで185円高からスタート。寄り付き直後には取引時間中のバブル崩壊後高値26834.20円(前週末比189.49円高)を付けたが、その後短期的な過熱感から失速。引けにかけて米MSCIの株価指数に絡んだ売り需要が発生するとの観測から後場は一段と値を崩し、26405.83円(同238.88円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比211.09円安の26433.62円となった。東証1部の売買高は24億8779万株、売買代金は4兆7669億円だった。業種別では、鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのはその他製品のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は15%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、米中摩擦を警戒し売り圧力表面化 (11月30日)
1.日経平均は5日ぶり反落、朝方高く始まるもその後利食い優勢
2.ナスダックの最高値追い風も、米株先物が下落し気勢削がれる
3.後場に入ると下げ幅拡大、米中摩擦を警戒する売り圧力表面化
4.値下がり銘柄数は1800を超え、全体の83%の銘柄が下落
5.MSCIのリバランスに絡んだ取引で売買代金は大きく膨らむ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前営業日比37ドル高と反発した。感謝祭翌日の短縮取引で積極的な売買が控えられるなか、新型コロナウイルスのワクチン実用化への期待が買いにつながった。
週明けの東京市場では、朝方は高く始まったものの、その後は売りに押される展開となった。後場に入ると日経平均株価は下げ幅を広げた。
30日の東京市場は、朝方取引開始前は前週末の欧米株市場が総じて堅調で、米国市場ではナスダックが連日過去最高値を更新するなどハイテク株に買いが優勢だったことから強気にみる向きが多かった。ところが、寄り付きこそ高く始まったものの、その直後から上値の重さが露呈した。前週の日経平均は4営業日続伸でこの間に1100円以上の上昇をみせていただけに、目先利益確定の売りが目立つ展開に。米中摩擦を再び警戒する動きも下げを助長したとみられ、値下がり銘柄数は1800を超え、全体の83%の銘柄が下落した。また業種別では33業種ほぼ全面安症状となり非鉄や石油、鉄鋼などの景気敏感株や銀行セクターなどが特に軟調だった。一方、東証1部の売買代金はMSCIのリバランスに絡む商いが加わったこともあって、4兆7000億円台と大きく膨らんだ。
日経平均・・・26433.62円 -211.09円
TOPIX・・・1754.92円 -31.6円
JPX日経400・・・15954.48円 -278.96円
日経JASDAQ・・・3659.2円 -2.79円
東証マザーズ・・・1232.4円 21.4円
米ドル円・・・104.12円 0.05円
ユーロ/円・・・124.8円 0.67円
NYダウ・・・29910.37円 37.9円
NASDAQ・・・12205.84円 111.44円
上海総合・・・3391.75円 -16.55円
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