【市況】東京株式(大引け)=8円安、米株急落受けリスク回避売りも後半下げ渋る
27日の東京株式市場は前日に欧米株が急落したことなどを受けリスク回避の売りが先行したが、日経平均は底堅く終盤は急速に下げ渋る動きをみせた。
大引けの日経平均株価は前営業日比8円54銭安の2万3485円80銭と小幅続落。東証1部の売買高概算は9億4534万株、売買代金概算は1兆8631億4000万円。値上がり銘柄数は1190、対して値下がり銘柄数は903、変わらずは85銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は前日の欧米株安を受けて売り優勢の展開で始まったが、その後日経平均は一貫して下げ渋る展開となり、後場後半には更に下げ幅を縮小、前日終値近辺まで戻してこの日の高値で引けた。前日の米国株市場ではNYダウが一時960ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となった。新型コロナウイルスの感染者数が再拡大しており、これが経済に及ぼす影響が懸念されている。ただ、下値を売り込む動きは限定的だった。企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を買う動きが広がり全体相場を支える格好となった。TOPIXもプラス圏には浮上できなかったものの高値引け。業種別では33業種中24業種が下げたが、個別でみると値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。
【市況】日経平均は小幅続落、米株安でも持ち高傾けず/相場概況
日経平均は小幅続落。26日の米国市場でNYダウは大幅に続落し、650ドル安となった。欧米で新型コロナウイルス感染が一段と拡大し、大統領選を巡る不透明感や追加経済対策の交渉行き詰まりも重なって投資家心理が悪化した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで117円安からスタートすると、朝方には一時23232.31円(前日比262.03円安)まで下落。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となった。米大統領選を控えたタイミングで、企業決算の発表も本格化したことから、積極的に持ち高を傾ける動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比8.54円安の23485.80円となった。東証1部の売買高は9億4534万株、売買代金は1兆8631億円だった。業種別では、空運業、鉱業、ゴム製品が下落率上位だった。一方、その他製品、精密機器、情報・通信業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は55%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、朝安も好決算銘柄買われ高値引け (10月27日)
1.日経平均は小幅続落も朝安後に下げ渋る展開で高値引け
2.欧米株安でリスクオフ、NYダウは一時960ドル超の下げ
3.欧米での新型コロナ感染者数再拡大を懸念する動きが強まる
4.東京市場では好決算発表銘柄を中心に買われ全体相場支える
5.TOPIXも小幅安ながら値上がり銘柄数が値下がり上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比650ドル安と大幅に続落した。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されたほか、追加経済対策を巡る不透明感が嫌気された。
東京市場では、前日に欧米株が急落したことなどを受けリスク回避の売りが先行したが、日経平均株価は底堅く終盤は急速に下げ渋る動きをみせた。
27日の東京市場は、朝方は前日の欧米株安を受けて売り優勢の展開で始まったが、その後日経平均は一貫して下げ渋る展開となり、後場後半には更に下げ幅を縮小、前日終値近辺まで戻してこの日の高値で引けた。前日の米国株市場ではNYダウが一時960ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となった。新型コロナウイルスの感染者数が再拡大しており、これが経済に及ぼす影響が懸念されている。ただ、下値を売り込む動きは限定的だった。企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を買う動きが広がり全体相場を支える格好となった。TOPIXもプラス圏には浮上できなかったものの高値引け。業種別では33業種中24業種が下げたが、個別でみると値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。
日経平均・・・23485.8円 -8.54円
TOPIX・・・1617.53円 -1.45円
JPX日経400・・・14553.73円 -14.73円
日経JASDAQ・・・3605.21円 9.58円
東証マザーズ・・・1219.38円 19.83円
米ドル円・・・104.6円 -0.27円
ユーロ/円・・・123.73円 -0.36円
NYダウ・・・27685.38円 -650.19円
NASDAQ・・・11358.93円 -189.34円
上海総合・・・3254.31円 3.19円
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