【市況】東京株式(大引け)=5円安、薄商いのなか目先利益確定売りも底堅い
26日の東京株式市場は強弱感が対立し、日経平均株価は前日終値近辺で弱含みもみ合いとなった。前日の反動もあってやや利食い優勢だったが、底堅さを発揮した。
大引けの日経平均株価は前営業日比5円91銭安の2万3290円86銭とわずかながら4日ぶりに反落。東証1部の売買高概算は8億5998万株、売買代金概算は1兆6566億1000万円。値上がり銘柄数は925、対して値下がり銘柄数は1115、変わらずは132銘柄だった。
きょうの東京市場は薄商いのなか方向感の出にくい相場となった。前日の米国株市場ではナスダック総合指数やS&P500指数が連日の最高値、フィラデルフィア半導体株指数も最高値と、ハイテク株中心にリスクオン相場が継続したものの、この流れを引き継ぐことができなかった。ドル・円相場が円安水準で推移したことはプラス材料ながら、中国・上海株などアジア株が軟調だったことや米株価指数先物が冴えない動きとなったことを横目に、利益確定売りを誘発。しかし、売り圧力も弱く下値では押し目買いが入り、一時はプラス圏に浮上する場面もあった。業種別では海運や資源株の一角に買いが向かった。ただ、あすのジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑から売買代金は低水準で、再び2兆円台を大幅に割り込んだ。
【市況】日経平均は4日ぶり小幅反落、ジャクソンホール会議前に手控えムード/相場概況
日経平均は4日ぶり小幅反落。25日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、60ドル安となった。ただ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新し、円相場は一時1ドル=106円台半ばまで下落。前日に300円超上昇した日経平均も、本日はやや利益確定売り優勢で39円安からスタートしたが、その後前日終値を挟みもみ合う展開となった。米ハイテク株高や円安が支えとなったほか、米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前に持ち高を傾ける動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比5.91円安の23290.86円となった。東証1部の売買高は8億5998万株、売買代金は1兆6566億円だった。業種別では、繊維製品、不動産業、食料品が下落率上位だった。一方、海運業、その他製品、鉱業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の51%、対して値上がり銘柄は43%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小反落、前日の反動から目先の利食い売り優勢 (8月26日)
1.日経平均は小幅反落、目先利食い優勢も底堅さを発揮
2.米ナスダック、S&P500最高値も模様眺めムード強い
3.ドル円相場の円安進行は追い風材料、下値では押し目買い
4.ジャクソンホールでのパウエル講演を見極めたいとの思惑
5.全体売買代金は1兆6000億円台と再び2兆円割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比60ドル安と4日ぶりに反落した。ダウ構成銘柄から除外されるエクソンモービルやファイザーなどが売られたほか、アップルが利益確定売りに押されたことが響いた。
東京市場では強弱感が対立し、日経平均株価は前日終値近辺で弱含みもみ合いとなった。前日の反動もあってやや利食い優勢だったが、底堅さを発揮した。
26日の東京市場は、薄商いのなか方向感の出にくい相場となった。前日の米国株市場ではナスダック総合指数やS&P500指数が連日の最高値、フィラデルフィア半導体株指数も最高値と、ハイテク株中心にリスクオン相場が継続したものの、この流れを引き継ぐことができなかった。ドル・円相場が円安水準で推移したことはプラス材料ながら、中国・上海株などアジア株が軟調だったことや米株価指数先物が冴えない動きとなったことを横目に、利益確定売りを誘発。しかし、売り圧力も弱く下値では押し目買いが入り、一時はプラス圏に浮上する場面もあった。業種別では海運や資源株の一角に買いが向かった。ただ、明日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑から東証1部の売買代金は低水準で、再び2兆円台を大幅に割り込んだ。
日経平均・・・23290.86円 -5.91円
TOPIX・・・1624.48円 -0.75円
JPX日経400・・・14648.46円 -15.05円
日経JASDAQ・・・3545.07円 21.79円
東証マザーズ・・・1150.19円 16.97円
米ドル円・・・106.23円 0.05円
ユーロ/円・・・125.49円 -0.08円
NYダウ・・・28248.44円 -60.02円
NASDAQ・・・11466.47円 86.75円
上海総合・・・3329.73円 -43.83円
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