【市況】東京株式(大引け)=293円高、米株急反発を受け切り返すも終盤伸び悩み
30日の東京株式市場は朝方から買い優勢の展開で日経平均は一時400円を超える上昇をみせた。ただ、終盤に戻り売り圧力が顕在化し急速に伸び悩んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比293円10銭高の2万2288円14銭と反発。東証1部の売買高概算は12億4084万株、売買代金概算は2兆2425億5000万円。値上がり銘柄数は1093、対して値下がり銘柄数は991、変わらずは85銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が急反発したことを受けリスクオフの巻き戻しが入る格好となった。米国では発表された経済指標が市場予測を上回り景気に対する悲観的な見方が後退、外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも東京市場ではポジティブ材料となった。取引時間中は6月の中国製造業PMIが改善したことなども市場心理を強気に傾ける材料となった。ただ、2万2400円台では戻り売り圧力も強く引けにかけ手仕舞い売りで全体指数は上げ幅を縮小した。日経平均はきょうのほぼ安値圏で着地している。中小型株は利益確定売りに軟化するものも目立っており、東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割にとどまった。
【市況】日経平均は反発、米株高引き継ぎ買い先行/相場概況
日経平均は反発。29日の米国市場でNYダウは大幅反発し、580ドル高となった。航空機のボーイングが相場をけん引したほか、各種経済指標が良好な内容だったことも安心感につながった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで340円高からスタートすると、前場には中国の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことで一時22448.30円(前日比453.26円高)まで上昇。ただ、引き続き国内外で経済指標の発表が多く予定されていることから様子見ムードもあり、引けにかけてやや上げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比293.10円高の22288.14円となった。東証1部の売買高は12億4084万株、売買代金は2兆2425億円だった。業種別では、鉄鋼、空運業、不動産業が上昇率上位だった。一方、証券、医薬品、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は46%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、米株高受けリスク選好の買い優勢 (6月30日)
1.日経平均は反発、前日の米株高受けリスク選好の流れに
2.米国では経済指標が市場予測上回り、これを好感して急反発
3.為替がドル高・円安方向に振れたことなどもポジティブ材料
4.取引時間中は中国PMI改善なども市場心理を強気に傾ける
5.終盤は手仕舞い売りで伸び悩み、日経平均はほぼ安値引けに
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比580ドル高と反発した。運航停止中の主力小型機「737MAX」の試験飛行再開でボーイングが急伸したほか、5月の仮契約住宅販売指数などの経済指標が好調だったことも好感された。
東京市場では、朝方から買い優勢の展開で日経平均株価は一時400円を超える上昇をみせた。ただ、終盤に戻り売り圧力が顕在化し急速に伸び悩んだ。
30日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が急反発したことを受けリスクオフの巻き戻しが入る格好となった。米国では発表された経済指標が市場予測を上回り景気に対する悲観的な見方が後退、外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも東京市場ではポジティブ材料となった。取引時間中は6月の中国製造業PMIが改善したことなども市場心理を強気に傾ける材料となった。ただ、2万2400円台では戻り売り圧力も強く引けにかけ手仕舞い売りで全体指数は上げ幅を縮小した。日経平均はきょうのほぼ安値圏で着地している。中小型株は利益確定売りに軟化するものも目立っており、東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割にとどまった。
日経平均・・・22288.14円 293.1円
TOPIX・・・1558.77円 9.55円
JPX日経400・・・14049.87円 98.42円
日経JASDAQ・・・3442.9円 6.66円
東証マザーズ・・・1012.11円 -6.5円
米ドル円・・・107.78円 0.59円
ユーロ/円・・・121円 0.48円
NYダウ・・・25595.8円 580.25円
NASDAQ・・・9874.15円 116.93円
上海総合・・・2984.67円 23.15円
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