【市況】東京株式(大引け)=774円安、後場に入り先物主導で波乱展開に
15日の東京株式市場は後場に入り日経平均が大きく値を崩す波乱展開となった。海外ヘッジファンドなどの売りがかさみほぼこの日の安値で引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比774円53銭安の2万1530円95銭と大幅安で3日続落。東証1部の売買高概算は13億6392万株、売買代金概算は2兆3535億2000万円。値上がり銘柄数は255、対して値下がり銘柄数は1880、変わらずは34銘柄だった。
きょうの東京市場は前週末の米国株市場で主要株指数が反発したものの反応は限定的で、米株価指数先物の下落を横目に後場に入って先物主導で下落相場が加速した。新型コロナウイルスの感染第2波が懸念される米国で、景気回復シナリオにも遅れが生じるとの見方が買いを手控えさせている。海外ヘッジファンドなどの先物売りに加え、押し目買いに動いていた個人投資家の見切り売りが加速して日経平均は770円を超える下げでほぼ安値引けとなり、一気に2万1000円台半ばまで水準を切り下げた。日経平均の下げ幅は4月1日の851円安以来の大きさとなった。なお、全体売買代金は2兆3000億円と盛り上がりを欠いている。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、後場下げ幅広げ774円安/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。12日の米国市場ではNYダウが477ドル高と4日ぶりに反発したが、一時マイナスに転じるなど荒い値動きだった。また、東京都では14日、新型コロナウイルスの新規感染者数が5月5日以来の高水準となり、週明けの日経平均は国内外での感染再拡大への懸念から170円安でスタート。前場はマイナス圏でもみ合う展開が続いたが、後場に入るとNYダウ先物の時間外取引での下落や為替の円高進行とともに下げ幅を広げ、この日の安値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比774.53円安の21530.95円となった。4月1日(851.60円安)以来の下げ幅の大きさ。東証1部の売買高は13億6392万株、売買代金は2兆3535億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、不動産業、空運業、その他金融業、サービス業、海運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は12%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急落、米国での感染第2波を警戒し後場に大崩れ (6月15日)
1.日経平均は774円安と急落、2万1500円台まで一気の下げ
2.米国での感染第2波への警戒感が先物売りを誘発し後場に大崩れ
3.米株指数先物を横目に売り加速、下げ幅は4月1日以来の大きさ
4.ヘッジファンド筋の売りに加え、個人投資家の見切り売りかさむ
5.値下がり銘柄数1900近くに達するも売買代金は盛り上がらず
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比477ドル高と4日ぶりに反発した。アメリカ疾病管理予防センターが、新型コロナウイルスの感染者が増加した場合、厳しい予防措置が必要になると警告したことから、一時マイナス圏に下落する場面もあったが、前日の大幅安の反動もあり、値ごろ感からの買いが流入した。
週明けの東京市場では、後場に入り日経平均株価が大きく値を崩す波乱展開となった。海外ヘッジファンドなどの売りがかさみほぼこの日の安値で引けた。値下がり銘柄数は1900近くに達している。
15日の東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が反発したものの反応は限定的で、米株価指数先物の下落を横目に後場に入って先物主導で下落相場が加速した。新型コロナウイルスの感染第2波が懸念される米国で、景気回復シナリオにも遅れが生じるとの見方が買いを手控えさせている。海外ヘッジファンドなどの先物売りに加え、押し目買いに動いていた個人投資家の見切り売りが加速して日経平均は770円を超える下げでほぼ安値引けとなり、一気に2万1000円台半ばまで水準を切り下げた。日経平均の下げ幅は4月1日の851円安以来の大きさとなった。なお、東証1部の売買代金は2兆3000億円と盛り上がりを欠いている。
日経平均・・・21530.95円 -774.53円
TOPIX・・・1530.78円 -39.9円
JPX日経400・・・13801.09円 -371.2円
日経JASDAQ・・・3378.84円 -39.62円
東証マザーズ・・・958.28円 -40.96円
米ドル円・・・107.28円 0.08円
ユーロ/円・・・120.67円 -0.68円
NYダウ・・・25605.54円 477.37円
NASDAQ・・・9588.8円 96.08円
上海総合・・・2890.03円 -29.71円
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