【市況】東京株式(大引け)=263円高、先物主導の買い戻しで上値指向継続
2日の東京株式市場はリスクを取る動きが継続、日経平均は一時300円以上の上昇で2万2400円台まで上値を伸ばす場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比263円22銭高の2万2325円61銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億3573万株、売買代金概算は2兆4090億3000万円。値上がり銘柄数は1716、対して値下がり銘柄数は391、変わらずは62銘柄だった。
きょうの東京市場は前日に続きリスク選好の流れで日経平均は上値を指向した。前日発表された5月の米ISM製造業景況感指数が4か月ぶりに上昇したことを受け、経済再生への期待が相場を支えた。外国為替市場で1ドル=107円台後半と円安方向に振れたことや、アジア株市場が総じて堅調な値動きを示したこともあって、海外ヘッジファンドによる先物を絡めた買い戻しが日経平均を押し上げる形となった。業種別では証券や不動産株が強い動きを示した。全般は短期的な過熱感も拭えず、激化する米中対立や米国内のデモなどが先行き不透明要因として上値を重くし、日経平均は引け際の手仕舞い売りで伸び悩んだ。ただ、値上がり銘柄数は全体の8割を占め、売買代金も2兆4000億円台と前日を上回った。
【市況】日経平均は続伸、米株高引き継ぎ一時300円超上昇/相場概況
日経平均は続伸。1日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、91ドル高となった。米中対立や人種問題を巡る抗議デモの激化が懸念されたものの、経済活動の更なる再開による景気回復への期待がこれらの懸念を上回った。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで113円高からスタート。その後も海外投資家などによる買い戻しが断続的に入ったとみられ、引けにかけて22401.79円(前日比339.40円高)まで上昇する場面があった。出遅れている景気敏感株を中心に、幅広い銘柄が堅調だった。
大引けの日経平均は前日比263.22円高の22325.61円となった。終値としては2月26日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は13億3573万株、売買代金は2兆4090億円だった。業種別では、証券、不動産業、その他金融業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは空運業と医薬品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は18%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、経済再生期待や円安でリスク選好の買い継続 (6月2日)
1.日経平均は続伸、一時300円超の上昇で2万2400円台に
2.米ISM製造業景況感指数の発表受け、経済再生期待が追い風
3.為替がドル高・円安に振れたことやアジア株高で市場心理改善
4.ヘッジファンドの先物を絡めた買い戻しが全体相場押し上げる
5.引け際伸び悩んだものの、値上がり銘柄数は全体の8割占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比91ドル高と3日ぶりに反発した。米国の経済活動再開に伴う景気回復期待を背景に買いが優勢となった。
東京市場ではリスクを取る動きが継続、日経平均株価は一時300円以上の上昇で2万2400円台まで上値を伸ばす場面があった。
2日の東京市場は、前日に続きリスク選好の流れで日経平均は上値を指向した。前日発表された5月の米ISM製造業景況感指数が4ヵ月ぶりに上昇したことを受け、経済再生への期待が相場を支えた。外国為替市場で1ドル=107円台後半と円安方向に振れたことや、アジア株市場が総じて堅調な値動きを示したこともあって、海外ヘッジファンドによる先物を絡めた買い戻しが日経平均を押し上げる形となった。業種別では証券や不動産株が強い動きを示した。全般は短期的な過熱感も拭えず、激化する米中対立や米国内のデモなどが先行き不透明要因として上値を重くし、日経平均は引け際の手仕舞い売りで伸び悩んだ。ただ、東証1部の値上がり銘柄数は全体の8割を占め、売買代金も2兆4000億円台と前日を上回った。
日経平均・・・22325.61円 263.22円
TOPIX・・・1587.68円 18.93円
JPX日経400・・・14301.63円 169.18円
日経JASDAQ・・・3447.57円 15.24円
東証マザーズ・・・1014.99円 12.2円
米ドル円・・・107.73円 0.21円
ユーロ/円・・・120.33円 0.46円
NYダウ・・・25475.02円 91.91円
NASDAQ・・・9552.04円 62.17円
上海総合・・・2921.39円 5.96円
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