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ホンマに「コロナウィルス」が原因か⁉

【市況】東京株式(大引け)=781円安、新型肺炎を嫌気してリスク回避の売り集中

 25日の東京株式市場はリスク回避の売りが集中し、日経平均株価は一時1000円超の下落となった。その後やや下げ渋ったものの、今年最大の下げ幅となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比781円33銭安の2万2605円41銭と急落。東証1部の売買高概算は17億7802万株、売買代金概算は3兆3101億8000万円。値上がり銘柄数は26、対して値下がり銘柄数は2129、変わらずは5銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み大幅に値を崩したことを受け、リスクを回避する動きが一気に強まり、フシ目の2万3000円ラインを大きく下に抜ける下げとなった。日経平均は今年最大で約4カ月ぶりの安値水準に沈んでいる。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が欧州や中東に広がり、これを嫌気する形で前日の欧州株が軒並み急落、米国株市場でもNYダウが1000ドルを超える下げをみせるなど、波乱相場の様相を強めた。東証1部の値下がり銘柄数は2100を超え、全体の約99%の銘柄が下げる文字通りの全面安商状となった。日経平均は先物主導で一時1050円あまり下落、その後は個人投資家の押し目買いなどで下げ渋る動きをみせたものの、戻りは鈍かった。



【市況】日経平均は大幅に続落、新型肺炎拡大により世界的株安に、それでも押し目買いも散見される/相場概況

日経平均は大幅に続落。東京市場が休場だった24日の米国市場では、新型コロナウイルスによる感染被害が新たに韓国やイタリアでも観測され、世界経済減速への懸念から大幅下落となった。欧州株も含め全面安となり、投資家心理が悪化するなか、NYダウは1000ドルを超す下落となった。こうした流れを受けて、週明けの日経平均は朝方に一時1000円を超す大幅下落をみせた。ただ、その後は押し目買いが入る形で、前引けまでは徐々に下げ幅を縮めていく展開に。それでも警戒感払拭には程遠く、後場には若干ながら再度下げ幅を拡げてスタートし、その後は狭いレンジでの小動きとなった。

大引けの日経平均は前日比781.33円安の22605.41円となった。東証1部の売買高は17億7802万株、売買代金は3兆3101億円だった。業種別では、海運、証券、金属、鉄鋼などを筆頭に東証33業種すべてが大幅なマイナス推移。下落率が相対的に小さかった石油や精密でも2%を超える下落であった。東証1部の値下がり銘柄は全体の98%、対して値上がり銘柄は1%となった。個別では、新型コロナウイルスの治療のためにインフルエンザの治療薬「アビガン」を患者に投与したことが厚労相によって明らかにされた富士フイルム<4901>が3%近い上昇をみせて売買代金上位に顔を出した。その他、値上がり率上位では、新型肺炎拡大からWeb会議の配信ビジネスへの期待が高まったブイキューブ<3681>がストップ高となったほか、大幸薬品<4574>も5%超の上昇となった。一方、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>などの日経平均高構成比銘柄や、ソニー<6758>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>などのハイテク株は大きく売り込まれた。



【市況】【↓】日経平均 大引け| 急落、新型肺炎を警戒し今年最大の下げ幅 (2月25日)

 1.日経平均は急落し、780円あまりの下落で今年最大の下げ幅を記録

 2.新型肺炎は欧州でも感染者数が拡大しており、リスク回避の売りが強まる

 3.主力株中心に全面安商状で2万3000円ラインを大きく下抜ける展開に

 4.個人の押し目買いなどで下げ渋るも、日経平均は 4ヵ月ぶり安値圏に沈む

 5.先物主導で全体の99%の銘柄が下落 、売買代金は活況で3兆円を上回る


■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは1031ドル安と3日続落した。新型肺炎の世界的な感染拡大に対する警戒感が高まり、アジア市場に続き欧州株式市場が急落した流れが波及した。

 3連休明けの東京市場ではリスク回避の売りが集中し、日経平均株価は一時1000円超の下落となった。その後やや下げ渋ったものの、今年最大の下げ幅となった。

 25日の東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み大幅に値を崩したことを受け、リスクを回避する動きが一気に強まり、フシ目の2万3000円ラインを大きく下に抜ける下げとなった。日経平均は今年最大で約4ヵ月ぶりの安値水準に沈んでいる。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が欧州や中東に広がり、これを嫌気する形で前日の欧州株が軒並み急落、米国株市場でもNYダウが1000ドルを超える下げをみせるなど、波乱相場の様相を強めた。東証1部の値下がり銘柄数は2100を超え、全体の約99%の銘柄が下げる文字通りの全面安商状。東証1部の売買代金は活況で3兆円を上回った。日経平均は先物主導で一時1050円あまり下落、その後は個人投資家の押し目買いなどで下げ渋る動きをみせたものの、戻りは鈍かった。



日経平均・・・22605.41円 -781.33円 

 TOPIX・・・1618.26円 -55.74円 

 JPX日経400・・・14536.05円 -487.95円 

 日経JASDAQ・・・3640.55円 -87.92円 

 東証マザーズ・・・798.36円 -30.1円 

 米ドル円・・・110.47円 -1.26円 

 ユーロ/円・・・119.74円 -0.87円 

 NYダウ・・・27960.8円 -1031.61円 

 NASDAQ・・・9221.28円 -355.31円 

 上海総合・・・3013.05円 -18.18円 

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