【市況】東京株式(大引け)=128円高、目先買い戻し優勢で3日ぶり反発も日銀会合前で上値重い
17日の東京株式市場は主力株に買い戻す動きが観測され、日経平均株価は切り返す展開に。ただ、上値も重く、上げ幅は限られた。
大引けの日経平均株価は前営業日比128円99銭高の4万9512円28銭と3日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は21億8197万株、売買代金概算は5兆853億円。値上がり銘柄数は662、対して値下がり銘柄数は882、変わらずは65銘柄だった。
きょうの東京市場は方向感の見えにくい地合いだったが、半導体関連株を中心とした主力株の一角に買い戻しが入り、結局日経平均は3日ぶりにプラス圏で引けた。前日の米国株市場では、11月の米雇用統計が強弱まちまちの内容で、来年のFOMCでの明確な利下げ期待にはつながらなかった。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が下げ止まったことで、東京市場でも過度な不安心理が後退した。今週末19日に日銀金融政策決定会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見を控え、上値を買い進む動きも限定的であり、TOPIXはわずかながら下落して引けている。業種別でも値下がり業種の方が多く、個別銘柄も値下がり銘柄数が値上がり数を200あまり上回った。なお、売買代金はかろうじて5兆円台をキープした。
【市況】日経平均は反発、方向感に欠ける展開/相場概況
前日16日の米国株式市場はまちまち。雇用統計の強弱まちまちの結果を受け、寄り付き後、もみ合い。その後、労働市場の減速を警戒した売りが強まり、ダウは下落した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道が変わらないとの見方や議会下院が人工知能(AI)インフラを支援する法案を巡り承認に向け進展したことを好感し、終盤にかけ、プラス圏を回復。主要指数は高安まちまちで終了した。前日の米株市場を横目に、本日の日経平均は3日ぶり反発して取引を開始。朝方にマイナス圏に転落したが、じりじりと下げ幅を縮小して前場中ごろにプラス圏に浮上した。ただ、その後は前日終値を挟んでもみ合う展開となった。日経平均は昨日までの続落で1,400円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。一方、前日発表の米雇用統計が強弱入り交じる内容となったほか、明日から開催される日銀金融政策決定会合、欧州中央銀行(ECB)でも政策決定会合が開催されるため積極的に買い進む動きは乏しく、終日方向感に欠ける動きとなった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、半導体関連の一角に買い戻し (12月17日)
1.日経平均は3日ぶり反発、米ハイテク株下げ一服を好感
2.米雇用統計は強弱まちまちの内容、利下げ期待高まらず
3.半導体関連主力株が高く、日経平均に押し上げ効果発現
4.日銀決定会合を週末に控え気迷いムード、上値に重さも
5.業種別・個別銘柄ともに値下がり数が値上がりを上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比302ドル安と3日続落した。米労働市場の軟化や金融政策を巡る不透明感から売りが優勢となった。
東京市場では、主力株に買い戻す動きが観測され、日経平均株価は切り返す展開に。ただ、上値も重く、上げ幅は限られた。
17日の東京市場は、方向感の見えにくい地合いだったが、半導体関連株を中心とした主力株の一角に買い戻しが入り、結局日経平均は3日ぶりにプラス圏で引けた。前日の米国株市場では、11月の米雇用統計が強弱まちまちの内容で、来年のFOMCでの明確な利下げ期待にはつながらなかった。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が下げ止まったことで、東京市場でも過度な不安心理が後退した。今週末19日に日銀金融政策決定会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見を控え、上値を買い進む動きも限定的であり、TOPIXはわずかながら下落して引けている。業種別でも値下がり業種の方が多く、個別銘柄もプライム市場の値下がり銘柄数が値上がり数を200あまり上回った。なお、売買代金はかろうじて5兆円台をキープした。
日経平均 ・・・ 49,512.28円 128.99円
TOPIX ・・・ 3,369.39円 -1.11円
JPX日経400 ・・・ 30,416.96円 -11.43円
グロース250 ・・・ 647.80円 -2.58円
東証REIT指数 ・・・ 1,997.06円 2.19円
米ドル円 ・・・ 155.55円 0.82円
ユーロ/円 ・・・ 182.39円 0.61円
NYダウ ・・・ 48,114.26円 -302.3円
NASDAQ ・・・ 23,111.46円 54.05円
上海総合 ・・・ 3,824.81円 -43.1円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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