【市況】東京株式(大引け)=561円高、半導体関連買われ大幅続伸も値下がり銘柄多い
3日の東京株式市場は、主力株に海外投資家とみられる買いが流入し、日経平均は一時5万円台を回復する場面があった。ただ取引終盤は伸び悩んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比561円23銭高の4万9864円68銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は21億1627万株、売買代金概算は5兆4222億円。値上がり銘柄数は432、対して値下がり銘柄数は1120、変わらずは57銘柄だった。
きょうの東京市場は半導体関連を中心に買いが流入する地合いとなった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇し、リスク許容度の高まった海外資金が日経平均を押し上げる格好となった。米国では来週開催されるFOMCでFRBが利下げに動くとの見方が強く、市場センチメントを強気に傾けており、これが東京市場にも波及している。もっとも、国内では今月18~19日に行われる日銀金融政策決定会合で追加利上げの可能性が意識されており、足もとで長期金利の上昇が顕著となるなか、これを警戒する動きも拭えない。個別株に目を向けると、半導体関連の主力どころは買われたものの、値下がり銘柄数の多さが目立ち、全体の7割が下落した。なお、TOPIXは反落となっている。
【市況】日経平均は続伸、一時5万円を超えるも大引けにかけて上げ幅縮小(訂正)/相場概況
前日2日の米国株式市場は反発。暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議(NEC)委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移した。米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始。その後は49700円付近で推移したが、前引けにかけて上げ幅を広げる展開となった。後場からも一段高となり一時5万円を超える場面も見られたが、大引けにかけてやや売りが広がり上げ幅を縮小すると、5万円を再度割り込んで本日の取引を終了した。昨日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇が東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となった。また、米国で来年以降の継続利下げ期待が高まっている点も引き続き投資家心理にポジティブに働いた。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、半導体関連買われ一時5万円乗せ (12月3日)
1.日経平均は大幅続伸、一時800円超上昇し5万円台乗せ
2.米株高を受け、リスク許容度の高まった外国人買い観測
3.米利下げ期待が強気筋の拠りどころ、東京市場にも波及
4.AI・半導体関連の主力株に人気集中、全体指数押し上げ
5.長期金利上昇は警戒、値下がり銘柄多くTOPIXは反落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比185ドル高と反発した。米利下げ観測やビットコインへの売り一服で主力中心株に買い戻しが優勢となった。
東京市場では、主力株に海外投資家とみられる買いが流入し、日経平均株価は一時5万円台を回復する場面があった。ただ取引終盤は伸び悩んだ。
3日の東京市場は、半導体関連を中心に買いが流入する地合いとなった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇し、リスク許容度の高まった海外資金が日経平均を押し上げる格好となった。米国では来週開催されるFOMCでFRBが利下げに動くとの見方が強く、市場センチメントを強気に傾けており、これが東京市場にも波及している。もっとも、国内では今月18~19日に行われる日銀金融政策決定会合で追加利上げの可能性が意識されており、足もとで長期金利の上昇が顕著となるなか、これを警戒する動きも拭えない。個別株に目を向けると、半導体関連の主力どころは買われたものの、プライム市場の値下がり銘柄数の多さが目立ち、全体の7割が下落した。なお、TOPIXは反落となっている。
日経平均 ・・・ 49,864.68円 561.23円
TOPIX ・・・ 3,334.32円 -6.74円
JPX日経400 ・・・ 30,078.05円 12.46円
グロース250 ・・・ 661.31円 -5.14円
東証REIT指数 ・・・ 1,986.95円 -11.84円
米ドル円 ・・・ 155.37円 -0.5円
ユーロ/円 ・・・ 181.28円 0.07円
NYダウ ・・・ 47,474.46円 185.13円
NASDAQ ・・・ 23,413.67円 137.75円
上海総合 ・・・ 3,877.99円 -19.71円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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