【市況】東京株式(大引け)=1198円安と急反落、ハイテク株下落も内需株は底堅い
21日の東京株式市場で日経平均株価は急反落。前日の米株安を受け、AI・半導体関連などハイテク株に売りが流入した。ただ、内需株は底堅く、プライム市場に上場する8割の銘柄が上昇した。
大引けの日経平均株価は前日比1198円06銭安の4万8625円88銭。プライム市場の売買高概算は33億7217万株。売買代金概算は8兆9565億円となった。値上がり銘柄数は1317と全体の約81%、値下がり銘柄数は273、変わらずは22銘柄だった。
【市況】日経平均は大幅反落、半導体やAI関連株軟調で指数押し下げ/相場概況
前日20日の米国株式市場は軟調に推移。エヌビディアの決算を好感し投資家心理の改善。した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言で利下げ期待がさらに後退したほか、根強い人工知能(AI)バブル懸念を受けエヌビディアが下落に転じ相場を押し下げた。米株市場を横目に、本日の日経平均は反落して取引を開始。寄付き直後は下げ幅を広げる展開となったが、早々に下げ渋る動きを見せた。ただ、下げ幅を縮小する動きは限定的で、終日マイナス圏でもみ合う展開となった。日経平均は昨日1300円近く上昇し、一昨日までの4日続落による下げ幅の3分の2戻しをクリアしたことから、短期調整は完了したとの見方もあったが、半導体やAI(人工知能)関連株は手掛けにくかった。また、国内長期金利上昇や日中関係悪化も引き続き警戒材料となった。そのほか、TOPIX(東証株価指数)は売り先行も前日終値付近でもみ合う展開となり、一時プラス圏にも浮上していた。プライム市場では幅広い銘柄が上昇しており、割安感のある大型株や内需関連株に資金流入が継続した。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、米株安を受けハイテク株中心に売り優勢 (11月21日)
1.日経平均は1198円安と急反落、TOPIXは小幅安にとどまる
2.前日の米市場でエヌビディアが下落し、ナスダック指数も安い
3.SBGやアドテスト、東エレクの下落響くも8割の銘柄は上昇
4.フジクラや古河電、三菱重、JX金属などは売り先行の展開に
5.ソニーGやサンリオ、イオン、ファストリ、三井不が買われる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比386ドル安と反落した。利下げ期待後退やAIバブルへの警戒感から売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は急反落。前日の米株安を受け、AI・半導体関連などハイテク株に売りが流入した。ただ、内需株は底堅く、プライム市場に上場する8割の銘柄が上昇した。
20日の米株式市場は、NYダウが下落した。19日に好決算を発表したエヌビディア<NVDA>は、朝方に上昇した後は下落に転じるなかナスダック指数も大幅安となった。これを受けた東京市場も売り先行でスタート。AI・半導体関連などハイテク株を中心に売りが膨らんだ。指数寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>とアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>の3銘柄で日経平均を1300円強押し下げた。防衛や非鉄株なども安い。一方で不動産や建設、小売りなどは堅調。割安な内需株には見直し買いが入り、TOPIXは小幅安にとどまった。
日経平均 ・・・ 48,625.88円 -1198.06円
TOPIX ・・・ 3,297.73円 -1.84円
JPX日経400 ・・・ 29,702.34円 -52.13円
グロース250 ・・・ 680.43円 1.14円
東証REIT指数 ・・・ 2,011.30円 20.16円
米ドル円 ・・・ 156.67円 -0.78円
ユーロ/円 ・・・ 180.47円 -1.04円
NYダウ ・・・ 45,752.26円 -386.51円
NASDAQ ・・・ 22,078.04円 -486.18円
上海総合 ・・・ 3,834.89円 -96.16円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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