【市況】東京株式(大引け)=187円高と反発、重工大手など防衛関連への買い続く
6日の東京株式市場で日経平均株価は反発。全体相場の上値は重い展開だったが、重工大手など防衛関連株への買い人気は続いた。
大引けの日経平均株価は前日比187円12銭高の3万7741円61銭。プライム市場の売買高概算は14億6413万株。売買代金概算は3兆6054億円となった。値上がり銘柄数は861と全体の約52%、値下がり銘柄数は710、変わらずは59銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウは下落したが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との電話協議が行われ米中貿易摩擦の緩和期待が台頭し、東京市場は買い先行でスタート。日経平均株価は3万7700円台まで買われ、上昇幅は200円を超える場面があった。ただ、今晩は米5月雇用統計の発表が予定されており、後場にかけ様子見姿勢が強まった。防衛関連株が買われたほか、建設や鉄鋼、陸運株などが堅調だった。
【市況】日経平均は反発、プラス圏で推移も上値重い/相場概況
前日5日の米国株式市場は下落。テスラの下落が重しとなったほか、連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事が現在インフレに焦点を当てていると言及すると年内の利下げ期待が後退した。雇用統計の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻りなく終了。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は35.95円高の37590.44円と反発して取引を開始。その後はプラス圏で推移したが、37650円から37750円の小幅なレンジでの推移となった。米中首脳による電話協議を受けて今後の交渉進展への期待感や外為市場で円相場が落ち着いた動きとなったことも安心感となった。また、日経平均は昨日段階で37400円台に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。ただ、米関税政策による米国経済の下押し圧力が意識される中、今晩米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的に買い進む動きは限定的となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、米中貿易摩擦の緩和期待で買い優勢 (6月5日)
1.日経平均は187円高と反発、3万7700円台に値を上げる
2.前日の米株式市場は下落も米中交渉の進展を期待し買い先行
3.重工大手など防衛関連株が買われたほか、鉄鋼や建設株など高い
4.三菱重が商いを伴い上昇し、IHIや川重も買い人気が続く
5.大成建や清水建が値を上げ、日本製鉄やJR東日本もしっかり
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比108ドル安と続落した。米政権の高関税政策で雇用減速懸念が台頭し売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は反発。全体相場の上値は重い展開だったが、重工大手など防衛関連株への買い人気は続いた。
前日の米株式市場では、NYダウは下落したが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との電話協議が行われ米中貿易摩擦の緩和期待が台頭し、東京市場は買い先行でスタート。日経平均は3万7700円台まで買われ、上昇幅は200円を超える場面があった。ただ、今晩は米5月雇用統計の発表が予定されており、後場にかけ様子見姿勢が強まった。防衛関連株が買われたほか、建設や鉄鋼、陸運株などが堅調だった。
日経平均 ・・・ 37,741.61円 187.12円
TOPIX ・・・ 262.09円 -0.34円
JPX日経400 ・・・ 2,769.33円 12.86円
グロース250 ・・・ 25,108.46円 134.25円
東証REIT指数 ・・・ 4,673.46円 8.98円
米ドル円 ・・・ 144.83円 1.26円
ユーロ/円 ・・・ 164.80円 0.54円
NYダウ ・・・ 42,319.74円 -108円
NASDAQ ・・・ 19,298.44円 -162.04円
上海総合 ・・・ 3,385.35円 1.25円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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