【市況】東京株式(大引け)=121円安と反落、円高警戒し輸出関連株など軟調
17日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日の米株式市場が下落したうえに、為替の円高が警戒されるなか輸出関連株などが軟調だった。
大引けの日経平均株価は前日比121円14銭安の3万8451円46銭。プライム市場の売買高概算は17億5408万株。売買代金概算は3兆9481億円となった。値上がり銘柄数は688と全体の約41%、値下がり銘柄数は890、変わらずは65銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが68ドル安と4日ぶりに反落。ハイテク株比率の高いナスダック指数も下落した。また、東京市場で為替は午前10時前には一時1ドル=154円台へ円高が進んだ。これを受け、半導体関連などハイテク株を中心に輸出比率の高い銘柄が値を下げる展開となった。日経平均株価は一時500円を超える下落となり3万8000円ラインに接近する場面があった。ただ、その後の日経平均株価は下げ渋る展開となり、為替も午後にかけて155円台半ばへ値を戻した。昨年10~12月期の中国GDPが市場予想を上回ったことから機械株や化粧品株の一角などが買われた。
【市況】日経平均は反落、中国関連銘柄が買われ下げ幅縮小も6日連続陰線/相場概況
16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は68.42ドル安の43153.13ドル、ナスダックは172.94ポイント安の19338.29で取引を終了した。昨日の大幅な上昇後、様子見気配に寄り付き後、まちまち。その後、管理医療会社のユナイテッド・ヘルス・グループの下落が重しとなったほか、小売売上高や週次失業保険申請件数を受け景気減速懸念に売りに転じた。金利の低下にもかかわらずハイテクも売られ、相場は終日軟調に推移し終了。
米国株の反落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38500円水準でスタートした後は下げ幅をじりじりと広げる展開に。為替が一時1ドル154円をつけるなど円高ドル安が進んでいることも重しとなり、日経平均は38055.68円まで下げる場面も見られた。中国経済指標が材料視されて中国関連銘柄が上昇したことで、売り一巡後は下げ幅縮小となったが、6日連続で陰線となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安や円高でリスク回避の売り優勢 (1月17日)
1.日経平均は121円安と反落、一時3万8000円ラインに接近
2.前日のNYダウは68ドル安と4日ぶり反落、ナスダック指数も下落
3.為替相場は一時1ドル=154円台に円高が進行したことを警戒
4.ディスコやアドテスト、SBGなど半導体関連株の一角は軟調展開に
5.中国10~12月期GDPは予想上回り安川電や資生堂が買われる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比68ドル安と4日ぶりに反落した。ユナイテッドヘルス<UNH>やアップル<AAPL>の下落が指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は反落。前日の米株式市場が下落したうえに、為替の円高が警戒されるなか輸出関連株などが軟調だった。
前日の米株式市場では、NYダウは4日ぶりに反落。ハイテク株比率の高いナスダック指数も下落した。また、東京市場で為替は午前10時前には一時1ドル=154円台へ円高が進んだ。これを受け、半導体関連などハイテク株を中心に輸出比率の高い銘柄が値を下げる展開となった。日経平均は一時500円を超える下落となり3万8000円ラインに接近する場面があった。ただ、その後の日経平均は下げ渋る展開となり、為替も午後にかけて155円台半ばへ値を戻した。昨年10~12月期の中国GDPが市場予想を上回ったことから機械株や化粧品株の一角などが買われた。
日経平均 ・・・ 38,451.46円 -121.14円
TOPIX ・・・ 247.03円 0.04円
JPX日経400 ・・・ 2,679.42円 -8.89円
グロース250 ・・・ 24,255.38円 -71.22円
東証REIT指数 ・・・ 4,398.99円 -5.53円
米ドル円 ・・・ 155.52円 0.29円
ユーロ/円 ・・・ 160.17円 0.35円
NYダウ ・・・ 43,153.13円 -68.42円
NASDAQ ・・・ 19,338.29円 -172.94円
上海総合 ・・・ 3,241.82円 5.78円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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