【市況】東京株式(大引け)=196円安、米半導体株安受け主力株に利益確定売り
31日の東京株式市場は主力株に利益確定売りの動きが表面化し日経平均は反落となった。ただ、終盤下げ渋り終値で3万9000円台は維持した。
大引けの日経平均株価は前営業日比196円14銭安の3万9081円25銭と4日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は21億9131万株、売買代金概算は4兆9740億円。値上がり銘柄数は1136、対して値下がり銘柄数は458、変わらずは52銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株全面安を受けて日経平均が終始軟調な値動きとなった。米国株市場では半導体関連が売られており、東京市場でも半導体主力株の一角に売りを誘発した。ただ、好決算を発表した銘柄に買いが集まり全体相場を支えた。日銀の金融政策決定会合の結果は「現状維持」だったが、これは事前に織り込みが進んでいたことで株価への影響は軽微だった。大型株には総じて弱い銘柄が目立ったものの、中小型株への物色意欲は旺盛だったといえる。TOPIXもマイナス圏で引けたが値上がり銘柄数は全体の約7割を占めており、小型株優位の地合いを反映した。一方、売買代金は前日の水準には届かなかったが、5兆円近くに膨らむなど活況となっている。
【市況】日経平均は4日ぶりに反落、半導体株安が影響するも39000円台は維持/相場概況
30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.51ドル安の42141.54ドル、ナスダックは104.82ポイント安の18607.93で取引を終了した。重機メーカー、キャタピラーの下落がダウの重しとなり、寄り付き後、まちまち。民間部門の雇用統計が予想を上回ったほか、7-9月期国内総生産(GDP)も前四半期から伸び鈍化も依然堅調な成長を示したためソフトランディング期待に相場は上昇した。しかし、長期金利の上昇が警戒されたほか半導体セクターが弱く、上値が抑制され失速。終盤にかけて下落に転じ終了した。
米国株安や3日続伸に対する反動などが先行して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は終始前日比マイナス圏での推移となったが、決算発表銘柄中心の地合いとなっており、指数を売り崩すような動きは見られず。ランチタイムに、日本銀行の金融政策決定会合の結果「金融政策の現状維持」が伝わった後、為替が1ドル152円台とやや円高に振れたタイミングで、日経平均は下げ幅を広げる場面も見られたが、瞬間的な動きに留まった。大引けにかけては下げ幅を縮小し、39000円台で取引を終えた。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米ハイテク株安で半導体株の一角に売り (10月31日)
1.日経平均は反落、欧米株安受け利食い誘発
2.米半導体株安を引き継ぎ、同関連主力株に売り
3.日銀決定会合は現状維持も織り込み済で反応薄
4.小型株物色され、値上がり数は全体の7割占める
5.3万9000円台は維持、売買代金も5兆円近い活況
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比91ドル安と続落した。7~9月期決算が市場予想を下回ったキャタピラー<CAT>や半導体関連株が売られた。
東京市場では、主力株に利益確定売りの動きが表面化し日経平均株価は反落となった。ただ、終盤下げ渋り終値で3万9000円台は維持した。
31日の東京市場は、前日の欧米株全面安を受けて日経平均が終始軟調な値動きとなった。米国株市場では半導体関連が売られており、東京市場でも半導体主力株の一角に売りを誘発した。ただ、好決算を発表した銘柄に買いが集まり全体相場を支えた。日銀の金融政策決定会合の結果は「現状維持」だったが、これは事前に織り込みが進んでいたことで株価への影響は軽微だった。大型株には総じて弱い銘柄が目立ったものの、中小型株への物色意欲は旺盛だったといえる。TOPIXもマイナス圏で引けたがプライム市場の値上がり銘柄数は全体の約7割を占めており、小型株優位の地合いを反映した。一方、売買代金は前日の水準には届かなかったが、5兆円近くに膨らむなど活況となっている。
日経平均 ・・・ 39,081.25円 -196.14円
TOPIX ・・・ 255.71円 -0.63円
JPX日経400 ・・・ 2,695.51円 -8.21円
グロース250 ・・・ 24,589.41円 -72.09円
東証REIT指数 ・・・ 4,436.55円 26.87円
米ドル円 ・・・ 152.68円 -0.67円
ユーロ/円 ・・・ 165.91円 -0.58円
NYダウ ・・・ 42,141.54円 -91.51円
NASDAQ ・・・ 18,607.93円 -104.82円
上海総合 ・・・ 3,279.82円 13.58円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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