【市況】東京株式(大引け)=1285円安、米株安と円高を嫌気し今年最大の下げ
25日の東京株式市場は主力株中心にリスクオフの流れが加速、日経平均は今年最大の下げ幅で3万8000円台を一気に割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比1285円34銭安の3万7869円51銭と大幅安で7日続落となった。プライム市場の売買高概算は21億1519万株、売買代金概算は5兆1999億円。値上がり銘柄数は277、対して値下がり銘柄数は1326、変わらずは42銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株への売りが噴出し、ナスダック総合株価指数が1年9カ月ぶりとなる下落率となったことで投資家心理が大きく弱気に傾いた。更に外国為替市場で1ドル=152円台まで急速に円高が進んだこともリスク回避ムードを助長している。225先物への大口売りも裁定解消売りを通じて全体相場を押し下げる格好となり、日経平均は引け際に1300円を超える下げをみせる場面もあった。大引けもこの日の安値圏で引けている。7日続落となったが、これは2021年9月から10月にかけて8日続落を記録して以来、約2年10カ月ぶり。ただ、値下がり銘柄数はプライム市場全体の80%を占めたものの、ディフェンシブストックの一角が買われ、全面安とはならなかった。また、売買代金は5兆円を上回るなど大きく膨らんだ。
【市況】日経平均は大幅安で7日続落、米株安と円高加速で今年最大の下落率に/相場概況
24日の米国株式市場は続落。ダウ平均は504.22ドル安(-1.25%)の39853.87ドル、ナスダックは654.94ポイント安(-3.64%)の17342.41、S&P500は128.61ポイント安(-2.31%)の5427.13で取引を終了した。一部ハイテク企業の冴えない決算に失望した売りがけん引し、寄り付き後、下落。世界の経済指標も冴えず、さらに国内の新築住宅販売指標も弱く、景気への懸念も広がり終日軟調に推移した。終盤にかけても根強い政局不透明感などに手仕舞い売りが加速し下げ幅を拡大し終了。
米主要株価指数の大幅安やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比5%超下落したことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。円高ドル安加速も加わり、ハイテク株中心に大幅安となったことで、日経平均は下げ幅を拡大。後場一段安の展開となり、終値ベースでは4月26日以来の38000円台を割り込み、今年最大の下落率となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 7日続落、米株安や円高が嫌気され今年最大の下げ幅 (7月25日)
1.日経平均は大幅安で7日続落、下げ加速局面に
2.ナスダック急落と急激な円高進行でリスクオフ
3.日経平均は1300円近い暴落で3万8000円台割れ
4.先物への売りが全体の下げ助長、安値圏で着地
5.値下がり銘柄は全体の8割、売買代金は5兆円超
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比504ドル安と続落した。米IT大手などの決算が嫌気され、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、主力株中心にリスクオフの流れが加速、日経平均株価は今年最大の下げ幅で3万8000円台を一気に割り込んだ。
25日の東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株への売りが噴出し、ナスダック総合株価指数が1年9ヵ月ぶりとなる下落率となったことで投資家心理が大きく弱気に傾いた。更に外国為替市場で1ドル=152円台まで急速に円高が進んだこともリスク回避ムードを助長している。225先物への大口売りも裁定解消売りを通じて全体相場を押し下げる格好となり、日経平均は引け際に1300円を超える下げをみせる場面もあった。大引けもこの日の安値圏で引けている。7日続落となったが、これは2021年9月から10月にかけて8日続落を記録して以来、約2年10ヵ月ぶり。ただ、値下がり銘柄数はプライム市場全体の80%を占めたものの、ディフェンシブストックの一角が買われ、全面安とはならなかった。また、売買代金は5兆円を上回るなど大きく膨らんだ。
日経平均 ・・・ 37,869.51円 -1285.34円
TOPIX ・・・ 247.93円 -5.28円
JPX日経400 ・・・ 2,709.86円 -83.26円
グロース250 ・・・ 24,783.99円 -820.59円
東証REIT指数 ・・・ 4,466.79円 -75.73円
米ドル円 ・・・ 152.63円 -1.15円
ユーロ/円 ・・・ 165.62円 -1.09円
NYダウ ・・・ 39,853.87円 -504.22円
NASDAQ ・・・ 17,342.41円 -654.94円
上海総合 ・・・ 2,886.74円 -15.21円
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