【市況】東京株式(大引け)=799円高、空売り買い戻し誘発し急反発
9日の東京株式市場は主力株を中心にリスク選好の流れが加速、日経平均株価は一時900円を超える上昇をみせる場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比799円47銭高の4万1580円17銭と大幅反発。プライム市場の売買高概算は17億997万株、売買代金概算は4兆4725億円。値上がり銘柄数は1098、対して値下がり銘柄数は472、変わらずは74銘柄だった。
きょうの東京市場は日経225先物主導でリスクオンが加速した。前日の米国株市場でハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数とS&P500指数が史上最高値を更新、この流れが東京市場にも波及した。米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新しており、これを受け日経平均寄与度の高い半導体製造装置大手が軒並み値を飛ばし、全体相場を押し上げた。取引時間中は外国為替市場でドルが買われ、一時1ドル=161円台と円安水準で推移したこともハイテク株中心にポジティブに作用した。週末にオプションSQ算出を控え、空売り筋の損失覚悟の買い戻しが指数押し上げ要因となった面もあるようだ。ただ、値上がり銘柄数は67%と全体の3分の2にとどまった。
【市況】日経平均は大幅反発、買戻し膨らみ後場一段高で史上最高値を更新/相場概況
8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.08ドル安(-0.08%)の39344.79ドル、ナスダックは50.98ポイント高(+0.28%)の18403.74、S&P500は5.66ポイント高(+0.10%)の5572.85で取引を終了した。早期の利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。その後、今週予定されている重要インフレ指標やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長証言を警戒し、ダウは下落に転じた。ナスダックはエヌビディアなどの半導体が支援し、終日堅調に推移し5日連続で過去最高値を更新、まちまちで終了。
ナスダック上昇を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は41000円手前でスタートした後は、値がさ半導体株の上昇を背景にじりじりと上げ幅を拡大。後場、225先物に断続的な買いが入り日経平均は一段高の展開に。ETF売りを見越した売りの買戻しが225先物に入ったとの観測、日経平均は史上最高値を更新した。一方、時価総額が大きい銀行株やトヨタ自<7203>が弱かったことで、TOPIXは取引時間中の史上最高値を更新したが、終値ベースでの高値更新とはならかった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発、半導体大手が買われ史上最高値を更新 (7月9日)
1.日経平均は急反発、一時900円超上昇する場面も
2.米ハイテク株高受けリスク選好、寄り後も次第高
3.SOX指数最高値更新で、半導体大手が値を飛ばす
4.為替市場で一時1ドル161円台の円安も追い風材料
5.週末オプションSQ算出控え、空売り買い戻し誘発
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比31ドル安と反落した。FRB議長の議会証言などを控え持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、主力株を中心にリスク選好の流れが加速、日経平均株価は一時900円を超える上昇をみせる場面があった。
9日の東京市場は、日経225先物主導でリスクオンが加速した。前日の米国株市場でハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数とS&P500指数が史上最高値を更新、この流れが東京市場にも波及した。米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新しており、これを受け日経平均寄与度の高い半導体製造装置大手が軒並み値を飛ばし、全体相場を押し上げた。取引時間中は外国為替市場でドルが買われ、一時1ドル=161円台と円安水準で推移したこともハイテク株中心にポジティブに作用した。週末にオプションSQ算出を控え、空売り筋の損失覚悟の買い戻しが指数押し上げ要因となった面もあるようだ。ただ、プライム市場の値上がり銘柄数は67%と全体の3分の2にとどまった。
日経平均 ・・・ 41,580.17円 799.47円
TOPIX ・・・ 258.40円 4.64円
JPX日経400 ・・・ 2,895.55円 27.94円
グロース250 ・・・ 26,609.42円 265.68円
東証REIT指数 ・・・ 4,631.21円 32.77円
米ドル円 ・・・ 161.13円 0.34円
ユーロ/円 ・・・ 174.28円 0.2円
NYダウ ・・・ 39,344.79円 -31.08円
NASDAQ ・・・ 18,403.73円 50.98円
上海総合 ・・・ 2,959.37円 36.92円
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