【市況】東京株式(大引け)=566円安、機関投資家の売り観測で4万円台割り込む
1日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に利益確定の売りが表面化し日経平均は大幅反落。フシ目の4万円大台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比566円35銭安の3万9803円09銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は18億9505万株、売買代金概算は4兆6442億円。値上がり銘柄数は287、対して値下がり銘柄数は1331、変わらずは34銘柄だった。
新年度入りとなったきょうの東京市場は、寄り付きは高く始まったものの、その後は急速に値を崩す展開となった。前場に日経平均は600円を超える下げとなり、後場はいったん下げ渋る動きをみせたが、買いは続かず取引終盤は再び売りに押される地合いだった。前週末の欧米株市場がグッドフライデーの祝日に伴い休場だったことから、手掛かり材料に乏しく、新年度入りで国内機関投資家とみられる益出し売りが観測され、全体相場を押し下げる格好に。前週末までやや過熱気味に買われていたこともあって、利食い急ぎの動きが表面化し、フシ目の4万円大台を下回って着地した。終値で4万円台を割り込んだのは3月18日以来2週間ぶりとなる。値下がり銘柄数は1300を上回り、プライム市場全体の80%に及んだ。
【市況】日経平均は大幅反落、日銀短観や年度初めの売り需要で40000円割れ/相場概況
3月29日の米国株式市場はグッドフライデーの祝日で休場。為替は1ドル151円30銭台で推移した。
米国市場休場で売買材料に乏しいなか、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。ただ、買い一巡後は、日本銀行が朝方に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回(2023年12月調査)比2ポイント悪化のプラス11と4期ぶりの悪化となったことが嫌気されて、トヨタ自<7203>など自動車が下げ幅を拡大。高寄り後の日経平均は、前営業日比マイナス圏に突入した後は、金融機関による年度初めの売り観測も影響して、節目の40000円台も割り込む大幅安の展開となった。終値ベースでの40000円割れは3月18日以来となる。
大引けの日経平均は前営業日比566.35円安(-1.40%)の39803.09円となった。東証プライム市場の売買高は18億9505万株、売買代金は4兆6442億円。セクター別では、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、その他金融業、輸送用機器、銀行業などが下落した一方、ゴム製品のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は17%、対して値下がり銘柄は80%となっている。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅反落、機関投資家の益出し観測で4万円割れ (4月1日)
1.日経平均は大幅反落、566円安で4万円大台割り込む
2.朝方は高く始まったものの、寄り後一貫して売りが優勢
3.新年度入り初日で機関投資家の益出し売り観測が重荷に
4.前週末の欧米市場は揃って休場、手掛かり材料難も影響
5.値下がり銘柄数は1300超で、プライム市場の8割占める
■東京市場概況
前週末の米国市場は、グッドフライデーの祝日で休場。
週明けの東京市場では、主力株をはじめ広範囲に利益確定の売りが表面化し日経平均株価は大幅反落。フシ目の4万円大台を割り込んだ。
新年度入りとなった本日の東京市場は、寄り付きは高く始まったものの、その後は急速に値を崩す展開となった。前場に日経平均は600円を超える下げとなり、後場はいったん下げ渋る動きをみせたが、買いは続かず取引終盤は再び売りに押される地合いだった。前週末の欧米株市場がグッドフライデーの祝日に伴い休場だったことから、手掛かり材料に乏しく、新年度入りで国内機関投資家とみられる益出し売りが観測され、全体相場を押し下げる格好に。前週末までやや過熱気味に買われていたこともあって、利食い急ぎの動きが表面化し、フシ目の4万円大台を下回って着地した。終値で4万円台を割り込んだのは3月18日以来2週間ぶりとなる。値下がり銘柄数は1300を上回り、プライム市場全体の80%に及んだ。
日経平均 ・・・ 39,803.09円 -566.35円
TOPIX ・・・ 2,721.22円 -47.4円
JPX日経400 ・・・ 24,629.09円 -418.16円
グロース250 ・・・ 734.62円 -11.83円
東証REIT指数 ・・・ 1,790.35円 -4.62円
米ドル円 ・・・ 151.36円 0.03円
ユーロ/円 ・・・ 163.23円 0.27円
NYダウ ・・・ 39,807.37円 47.29円
NASDAQ ・・・ 16,379.45円 -20.06円
上海総合 ・・・ 3,077.37円 36.21円
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