【市況】東京株式(大引け)=99円安と反落、半導体関連株を中心に値を下げる
15日の東京株式市場で日経平均株価は反落。半導体関連株を中心に売りが膨らんだ。ただ、TOPIXは上昇した。
大引けの日経平均株価は前日比99円74銭安の3万8707円64銭。プライム市場の売買高概算は23億6898万株。売買代金概算は5兆7934億円となった。値上がり銘柄数は977と全体の約59%、値下がり銘柄数は632、変わらずは47銘柄だった。
前日の米株式市場は、NYダウは137ドル安と4日ぶりに反落。米2月卸売物価指数(PPI)が予想を上回り米利下げ期待が後退した。これを受け、日経平均株価は軟調にスタート。半導体関連株などが下落し一時280円を超す下落となった。売り一巡後は下値に買いが入り、後場に入り一時プラス圏に浮上する場面もあった。しかし、その後は売り直され日経平均株価は軟調に推移した。一方、商社や自動車、石油株などは堅調でTOPIXは上昇しており、全体的には高安まちまちの展開となった。
【市況】日経平均は小幅反落、一瞬切り返すも東エレクの下げが重しに/相場概況
14日の米国市場は下落。ダウ平均は137.66ドル安(-0.35%)の38905.66ドル、ナスダックは49.24ポイント安(-0.30%)の16128.53、S&P500は14.83ポイント安(-0.29%)の5150.48で取引を終了した。ソフトランディング期待の買いに寄り付き後、上昇。しかし、2月生産者物価指数(PPI)が予想を上回りインフレ長期化が示唆されたため利下げ期待が後退、売りに転じた。小売売上高が予想を下回ったほか、小売企業の決算から消費鈍化を懸念した売りも上値を抑制。さらに、長期金利の上昇や今までナスダックの上昇をけん引してきた半導体のエヌビディアなど人工知能(AI)関連セクターの利益確定売りが続き、さらなる売り圧力となり、終日軟調推移し終了した。
米国株安が影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は25日移動線が位置する38700円水準を割り込んでスタートした。為替が1ドル148円50銭台と昨日の大引け時点から円安ドル高に振れたことなどから、売り一巡後の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小。14日に続き、時価総額が大きい資源関連銘柄や商社株が買われたことから、日経平均は後場一瞬切り返す場面は見られたが、東エレク<8035>の下げが影響して前日比マイナス圏での推移となった。
大引けの日経平均は前日比99.74円安(-0.26%)の38707.64円となった。東証プライム市場の売買高は23億6898万株、売買代金は5兆7934億円。セクター別では、海運業、銀行業、電気機器、金属製品、その他金融業などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、卸売業、不動産業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は38%となっている。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安を受け半導体関連株を中心に売り優勢 (3月15日)
1.日経平均は99円安と反落、TOPIXは上昇と高安まちまち
2.前日のNYダウは4日ぶり反落、卸売物価指数の上昇など警戒
3.半導体関連株などを中心に下落も商社株や自動車株などは堅調
4.東エレク、レーザーテク、アドテスト、ディスコなどが売られる
5.三菱商や三井物、トヨタやホンダなどは堅調で買い先行の展開
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比137ドル安と4日ぶりに反落した。米PPIが市場予想を上回り、インフレの長期化を懸念する売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は反落。半導体関連株を中心に売りが膨らんだ。ただ、TOPIXは上昇した。
前日の米株式市場は、NYダウは4日ぶりに反落。米2月卸売物価指数(PPI)が予想を上回り米利下げ期待が後退した。これを受け、日経平均は軟調にスタート。半導体関連株などが下落し一時280円を超す下落となった。売り一巡後は下値に買いが入り、後場に入り一時プラス圏に浮上する場面もあった。しかし、その後は売り直され日経平均株価は軟調に推移した。一方、商社や自動車、石油株などは堅調でTOPIXは上昇しており、全体的には高安まちまちの展開となった。
日経平均・・・38,707.64円 -99.74円
TOPIX・・・2,670.80円 9.21円
JPX日経400・・・24,126.72円 79.29円
グロース250・・・721.48円 -16.72円
東証REIT指数・・・1,723.92円 28.05円
米ドル円・・・148.67円 0.81円
ユーロ/円・・・161.88円 0.19円
NYダウ・・・38,905.66円 -137.66円
NASDAQ・・・16,128.52円 -49.23円
上海総合・・・3,054.63円 16.4円
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