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新年から大事件が多い

【市況】東京株式(大引け)=175円安、欧米株安警戒も個別株の物色意欲は旺盛

4日の東京株式市場は、前日の欧米株市場が全面安商状でリスクオフの流れだったことを受け、日経平均株価は下値を試す動きを強いられた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比175円88銭安の3万3288円29銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は16億7612万株、売買代金概算は4兆1136億円。値上がり銘柄数は1216、対して値下がり銘柄数は410、変わらずは31銘柄だった。

 2024年の大発会となったきょうの東京市場だったが、朝方は買い手控え感が強かった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて安く、米国株市場でもハイテク株中心に売り込まれ、ナスダック総合株価指数が4日続落するなどリスク回避ムード。投資家のセンチメントが悪化するなか、朝方は先物主導で日経平均は大きく下値を探り、一時700円を超える急落をみせる場面もあった。米長期金利が上昇傾向にあることや、国内では能登半島地震の影響もあって、見送りムードを助長した。しかし、その後は急速に戻り足に転じた。新NISAが1月から開始されたことに伴い、新たな個人投資家層の買いが観測されている。また日経平均は安くても、個別では値上がり銘柄数が全体の7割を超えるなど買い気の強い地合いでTOPIXは12ポイント高と上昇した。売買代金も4兆円を上回るなど活況だった。


【市況】日経平均は3日続落、能登半島地震の影響で売り優勢後、下げ幅縮小する展開に/相場概況

3日の米国株式市場は下落。ダウ平均は284.85ドル安(-0.76%)の37,430.19ドル、S&P500は38.02ポイント安(-0.80%)の4704.81ポイント、ナスダックは173.73ポイント安(-1.18%)の14,592.21で取引を終了した。リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で、追加利上げの選択肢も依然あると言及したため早期の利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場を押し下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも、長期にわたり金融引き締め策を維持する方針が再確認されると、終盤にかけ下げ幅を拡大した。

 大発会の東京市場は、米国株安や1月1日に発生した能登半島地震の影響などが嫌気されて、売り優勢でスタート。日経平均は前営業日比700円安まで下げ幅を拡大する場面が見られた。ただ、売り一巡後は、復旧・復興を見込んだ買いが建設株など関連銘柄に入るなど、地震による相場への悪影響は一時的との見方から、日経平均は下げ幅を縮小。為替市場で、1ドル143円台後半と大納会時点よりも2円強円安ドル高が進行したことから、トヨタ自<7203>など自動車株は総じてしっかり。日経平均は、33000円台を回復した後、25日移動平均線も上回って取引を終えた。

 大引けの日経平均は前営業日比175.88円安(-0.53%)の33288.29円となった。東証プライム市場の売買高は16億7612万株、売買代金は4兆1136億円だった。セクターでは、電気機器、精密機器、その他製品、サービス業、機械などが下落した一方、海運業、石油・石炭製品、鉱業、医薬品、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73%、対して値下がり銘柄は24%となっている。


【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、欧米株安も売り一巡後は下げ渋る (1月4日)

 1.日経平均は3日続落、欧米株安を引き継ぐ形に

 2.半導体主力株が売られ、日経平均を押し下げる展開

 3.朝方700円安も急速に下げ渋り、TOPIXはプラス転換

 4.個別物色意欲は旺盛、値上がり数が全体の7割占める

 5.海運株が人気化、全体売買代金も4兆円を上回る活況

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比284ドル安と反落した。景気敏感株や消費関連株などを中心に利益確定売りが優勢となった。

 東京市場では、前日の欧米株市場が全面安商状でリスクオフの流れだったことを受け、日経平均株価は下値を試す動きを強いられた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となった。

 2024年の大発会となった本日の東京市場だったが、朝方は買い手控え感が強かった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて安く、米国株市場でもハイテク株中心に売り込まれ、ナスダック総合株価指数が4日続落するなどリスク回避ムード。投資家のセンチメントが悪化するなか、朝方は先物主導で日経平均は大きく下値を探り、一時700円を超える急落をみせる場面もあった。米長期金利が上昇傾向にあることや、国内では能登半島地震の影響もあって、見送りムードを助長した。しかし、その後は急速に戻り足に転じた。新NISAが1月から開始されたことに伴い、新たな個人投資家層の買いが観測されている。また日経平均は安くても、個別ではプライム市場の値上がり銘柄数が全体の7割を超えるなど買い気の強い地合いでTOPIXは12ポイント高と上昇した。売買代金も4兆円を上回るなど活況だった。


日経平均・・・33,288.29円 -175.88円

 TOPIX・・・2,378.79円 12.4円

 JPX日経400・・・21,486.73円 106.73円

 グロース250・・・712.73円 6.32円

 東証REIT指数・・・1,792.20円 -14.76円

 米ドル円・・・143.38円 1.99円

 ユーロ/円・・・156.81円 0.36円

 NYダウ・・・37,430.19円 -284.85円

 NASDAQ・・・14,592.21円 -173.72円

 上海総合・・・2,954.34円 -12.89円

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