【市況】東京株式(大引け)=758円高、今年最大の上げ幅で4日続伸
6日の東京株式市場は前週後半の米株高を引き継ぎ、大きく買い優勢に傾いた。日経平均株価は終値ベースで760円弱上昇し今年最大の上げ幅を記録した。
大引けの日経平均株価は前営業日比758円59銭高の3万2708円48銭と大幅高で4日続伸。プライム市場の売買高概算は20億4476万株、売買代金概算は5兆1756億円。値上がり銘柄数は1260、対して値下がり銘柄数は372、変わらずは27銘柄だった。
きょうの東京市場は先物主導でリスク選好の地合いが鮮明となった。前週末の米国株市場では注目された10月の米雇用統計の内容が市場コンセンサスを下回る内容であったことから、金融引き締めの長期化懸念が後退、ハイテク株中心に広範囲に買われた。米長期金利低下が好感されNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上値指向を続けており、東京市場でも半導体関連などが牽引する形で全体指数を押し上げた。また、植田日銀総裁のハト派姿勢も変わらず、国内で金融緩和環境が当面続くとの見方が空売りの買い戻しなどを呼び込み、日経平均の上げ足を助長した。業種別では銀行や海運株などが売られ、全面高様相とはいえず、値上がり銘柄数は全体の76%にとどまった。一方、売買代金の多さは注目され5兆円台に乗せた。
【市況】日経平均は4日続伸、投資家心理改善して高値圏で推移/相場概況
国内3連休中の米国株式市場のダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数はそれぞれ続伸。FOMC(米連邦公開市場委員会)では2会合連続で政策金利が据え置かれた。声明ではインフレを抑制する要素が増えているとの認識が示され、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見でも追加利上げには積極的でない内容が示されたとマーケットでは受け止められ、米長期金利が低下し株価上昇につながった。堅調な展開となった米株市場を横目に、日経平均は前週末比500.93円高の32450.82円と大幅に4日続伸でスタートした。米長期金利は4.5%台まで低下しており、決算好調なグロース株にも物色が集まった。そのほか、アジア市況が堅調に推移している点も追い風となった。10時以降は32700円を挟んだ動きとなった。
大引けの日経平均は前週末比758.59円高の32708.48円となった。東証プライム市場の売買高は20億4476万株、売買代金は5兆1756億円だった。セクターでは、非鉄金属、機械、輸送用機器などが上昇率上位に並んだ一方で、海運業、水産・農林業、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は22%となっている。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、米株高を受け今年最大の上げ幅 (11月6日)
1.日経平均は今年最大の上げ幅で4日続伸
2.前週の米株高受け先物主導でリスクオン加速
3.米雇用統計は予想下回り、米長期金利が低下
4.金利低下を背景にハイテク株への買い活発化
5.76%の銘柄が上昇、売買代金5兆円超と高水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比222ドル高と5日続伸した。米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、利上げ終了期待がさらに強まり買いが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、前週後半の米株高を引き継ぎ、大きく買い優勢に傾いた。日経平均株価は終値ベースで760円弱上昇し今年最大の上げ幅を記録した。
6日の東京市場は、先物主導でリスク選好の地合いが鮮明となった。前週末の米国株市場では注目された10月の米雇用統計の内容が市場コンセンサスを下回る内容であったことから、金融引き締めの長期化懸念が後退、ハイテク株中心に広範囲に買われた。米長期金利低下が好感されNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上値指向を続けており、東京市場でも半導体関連などが牽引する形で全体指数を押し上げた。また、植田日銀総裁のハト派姿勢も変わらず、国内で金融緩和環境が当面続くとの見方が空売りの買い戻しなどを呼び込み、日経平均の上げ足を助長した。業種別では銀行や海運株などが売られ、全面高様相とはいえず、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の76%にとどまった。一方、売買代金の多さは注目され5兆円台に乗せた。日経平均・・・32,708.48円 758.59円
TOPIX・・・2,360.46円 38.07円
JPX日経400・・・21,197.41円 377.25円
グロース250・・・692.94円 29.08円
東証REIT指数・・・1,839.32円 7.22円
米ドル円・・・149.38円 -1円
ユーロ/円・・・160.62円 1.17円
NYダウ・・・34,061.32円 222.24円
NASDAQ・・・13,478.28円 184.09円
上海総合・・・3,058.41円 27.61円
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