【市況】東京株式(大引け)=161円高、日銀の決定会合後は買い優勢に傾く
31日の東京株式市場は、前場は様子見ムードが強かったが、後場は日銀会合の結果を受け強気方向に傾き、日経平均は160円あまり上昇して引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比161円89銭高の3万858円85銭と反発。プライム市場の売買高概算は19億8478万株、売買代金概算は4兆6793億円。値上がり銘柄数は1418、対して値下がり銘柄数は222、変わらずは19銘柄だった。
きょうの東京市場は、前場は主力株を中心に強弱観が対立、はっきりしない値動きで日経平均は小安く推移した。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑が働いたことによるが、昼ごろに結果が発表されると、想定よりもハト派的な内容との見方から空売り筋の買い戻しを誘う形で全体相場は上昇に転じた。半導体関連株への売りが目立ったが、保険や銀行など金融株、食料品や水産などのディフェンシブ株、小売などインバウンド関連に買いが入り、全体相場を支えた。業種別騰落では33業種中30業種が上昇した。個別株も値上がり銘柄数が1400を上回り全体の85%を占めている。売買代金は前日ほどではないが4兆6000億円台と高水準に膨らんだ。
【市況】日経平均は反発、ただ日銀総裁会見を前に方向感定まらず/相場概況
日経平均は反発。30日の米国株式市場のダウ平均は511.37ドル高(+1.58%)、S&P500は49.45ポイント高(+1.20%)、ナスダック総合指数は146.47ポイント高(+1.16%)とそれぞれ上昇した。イスラエルによるガザ地上戦作戦が慎重に進められているとの判断から脅威が緩和し、買戻しが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が、今週開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測を受けて、終日堅調な相場展開だった。一方、東京市場は日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードが強く、日経平均は前日比2円安の30694.96円とほぼ横ばいでスタート。前場は目立った動きはなかった。日銀の政策決定内容がほぼ事前の報道通りと伝わり後場は小幅反発からスタートしたが、日銀総裁会見を前に方向感の定まらない動きとなった。
大引けの日経平均は前日比161.89円高の30858.85円となった。東証プライム市場の売買高は19億8478万株、売買代金は4兆6793億円だった。セクターでは、保険業、水産・農林業、食料品を筆頭に多くのセクターで上昇した。一方、下落したのは海運業、電気機器、電気・ガス業のみ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の85%、対して値下がり銘柄は13%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、日銀決定会合の結果を受けた買いが優勢 (10月31日)
1.日経平均は反発、後場に入り買い優勢に傾く
2.前日の米株高も、日銀決定会合前で前場は様子見
3.決定会合では政策修正の動き限定的で安心感漂う
4.半導体関連株が売られ、日経平均の上値重くする
5.値上がり銘柄数が全体の85%、売買代金も高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比511ドル高と4日ぶりに反発した。FOMCでの利上げを見送るとの観測から、自律反発狙いの買いが優勢となった。
東京市場では、前場は様子見ムードが強かったが、後場は日銀会合の結果を受け強気方向に傾き、日経平均株価は160円あまり上昇して引けた。
31日の東京市場は、前場は主力株を中心に強弱観が対立、はっきりしない値動きで日経平均は小安く推移した。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑が働いたことによるが、昼ごろに結果が発表されると、想定よりもハト派的な内容との見方から空売り筋の買い戻しを誘う形で全体相場は上昇に転じた。半導体関連株への売りが目立ったが、保険や銀行など金融株、食料品や水産などのディフェンシブ株、小売などインバウンド関連に買いが入り、全体相場を支えた。業種別騰落では33業種中30業種が上昇した。個別株もプライム市場の値上がり銘柄数が1400を上回り全体の85%を占めている。売買代金は前日ほどではないが4兆6000億円台と高水準に膨らんだ。
日経平均・・・30,858.85円 161.89円
TOPIX・・・2,253.72円 22.48円
JPX日経400・・・20,186.13円 149.59円
東証マザーズ・・・648.36円 7.42円
東証REIT指数・・・1,816.11円 10.88円
米ドル円・・・150.67円 1.18円
ユーロ/円・・・160.64円 2.82円
NYダウ・・・32,928.96円 511.37円
NASDAQ・・・12,789.48円 146.47円
上海総合・・・3,018.77円 -2.78円
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