【市況】東京株式(大引け)=381円高、欧米株高受け戻り足も上値の重い展開に
17日の東京株式市場は主力株中心に広範囲に買い戻され、日経平均株価は3日ぶりに反発に転じた。ただ、朝方買い一巡後は戻り売りに押され伸び悩んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比381円26銭高の3万2040円29銭と反発。プライム市場の売買高概算は11億9118万株、売買代金概算は3兆1248億円。値上がり銘柄数は1362、対して値下がり銘柄数は411、変わらずは64銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク選好の地合いとなった。前日に日経平均は先物主導で650円あまりの下落をみせたが、前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、大きく買い戻される展開となった。上げ幅は朝方に600円に達する場面があったが、中東での地政学リスクが意識されるなか、徐々に戻り売りに押される展開に。バイデン米大統領のイスラエル訪問が伝わると、イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突の激化が避けられるとの思惑から株価上昇を後押ししたが、実需買い需要には乏しく、その後は3万2000円近辺でのもみ合いとなった。値上がり銘柄数は全体の74%を占めたが、売買代金は3兆1000億円台で8月29日以来となる低水準となった。
【市況】日経平均は反発、大引けにかけて32000円台に復調/相場概況
日経平均は反発。16日の米国株式市場のダウ平均は314.25ドル高(+0.93%)、ナスダック総合指数は160.75ポイント高(+1.20%)、S&P500は45.85ポイント高(+1.06%)とそれぞれ上昇。米政府、同盟国が中東情勢を巡り外交的解決に向け努力しており、大きな情勢悪化が見られない現状を好感し上昇。グールズビー米シカゴ連銀総裁がインタビューで、インフレ鈍化基調を認めたため金利先高観が後退しハイテクも買われた。米株高につられる形で17日の日経平均は404.76円高の32063.79円と3日ぶりに反発して取引を開始した。ただ、中東情勢の緊迫化が株価の重しとなり徐々に下落基調へ。前場中ごろには再び節目となる32000円を下回った。後場は32000円を意識しもみ合い、大引け間際にやや反発して本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比381.26円高の32040.29円となった。東証プライム市場の売買高は11億9118万株、売買代金は3兆1248億円だった。セクターでは、サービス業、精密機器、不動産業を筆頭に多くのセクターで上昇した。下落したのは、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙のみだった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は22%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、欧米株高を受け買い戻しが優勢 (10月17日)
1.日経平均は反発、朝方600円高に買われる場面も
2.前日の欧米株全面高好感も、中東リスクが重荷に
3.バイデン米大統領の中東訪問で目先買い戻し誘発
4.日経平均3万2000円台は戻り売り、上値重い展開
5.値上がり銘柄数が74%占める、売買代金は低水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比314ドル高と続伸した。米主要企業の決算発表が本格化するなか堅調な企業決算が好感された。
東京市場では、主力株中心に広範囲に買い戻され、日経平均株価は3日ぶりに反発に転じた。ただ、朝方買い一巡後は戻り売りに押され伸び悩んだ。
17日の東京市場は、リスク選好の地合いとなった。前日に日経平均は先物主導で650円あまりの下落をみせたが、前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、大きく買い戻される展開となった。上げ幅は朝方に600円に達する場面があったが、中東での地政学リスクが意識されるなか、徐々に戻り売りに押される展開に。バイデン米大統領のイスラエル訪問が伝わると、イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突の激化が避けられるとの思惑から株価上昇を後押ししたが、実需買い需要には乏しく、その後は3万2000円近辺でのもみ合いとなった。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の74%を占めたが、売買代金は3兆1000億円台で8月29日以来となる低水準となった。
日経平均・・・32,040.29円 381.26円
TOPIX・・・2,292.08円 18.54円
JPX日経400・・・20,695.43円 174.92円
東証マザーズ・・・666.61円 6.34円
東証REIT指数・・・1,838.22円 25.91円
米ドル円・・・149.64円 0.08円
ユーロ/円・・・157.64円 0.09円
NYダウ・・・33,984.54円 314.25円
NASDAQ・・・13,567.98円 160.74円
上海総合・・・3,073.81円 -14.28円
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