【市況】東京株式(大引け)=178円安と4日ぶり反落、利益確定売りに押される
13日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落。前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだほか、中東情勢に対する警戒感も強く買い手控えられた。
大引けの日経平均株価は前日比178円67銭安の3万2315円99銭。プライム市場の売買高概算は14億1413万株。売買代金概算は3兆7676億円となった。値上がり銘柄数は101と全体の約5%、値下がり銘柄数は1708、変わらずは28銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが173ドル安と下落。米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、米金融引き締め長期化への警戒感が台頭した。この流れを受け継ぎ、日経平均株価は軟調に推移。前日までの3日間で1500円近く上昇していたことから3万2500円に接近する水準では利益確定売りが膨らんだ。決算が好感されたファーストリテイリング<9983>が値を上げ全体相場を下支えしたが、33業種中で値上がりは鉱業の1業種のみと軟調展開だった。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区に地上侵攻する姿勢を強めていることも、中東情勢の緊迫化につながる動きとして警戒された。
【市況】日経平均は反落、幅広い銘柄が軟調に推移するもファーストリテが下支え/相場概況
日経平均は反落。12日の米国株式市場のダウ平均は173.73ドル安(-0.51%)、ナスダック総合指数は85.46ポイント安(-0.63%)、S&P500は27.34ポイント安(-0.62%)とそれぞれ反落。9月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて高インフレ長期化への懸念が広がり、米長期金利が急伸すると相場は大きく下落した。主要株式指数がそろって下落した米株市場を横目に、13日の日経平均は166.27円安からスタート。直近の上昇に対する戻り待ちの売りが出やすかったほか、米長期金利上昇が東京市場でも重しとなった。東証プライム市場では1700銘柄以上が下落し、東証株価指数(TOPIX)は前日比1.44%安と大幅に下落した。ただ、日経平均株価は前日比0.55%安と下げ幅は限定的で、良好な業績見通しを発表したファーストリテ<9983>1社が下支えする格好となった。
大引けの日経平均は前日比178.67円安の32315.99円となった。東証プライム市場の売買高は14億1413万株、売買代金は3兆7676億円だった。セクターでは、繊維製品、サービス業、ゴム製品が下落率上位に並んだ一方で、鉱業が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の93%、対して値上がり銘柄は6%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株安を受け利益確定売りが優勢 (10月13日)
1.日経平均は178円安と4日ぶり反落、利益確定売りが優勢に
2.米9月CPIは市場予想を上回り米金融引き締め長期化に警戒感
3.中東情勢の緊迫化が警戒され、積極的な買いは手控えられる展開
4.好決算発表のファストリが値を上げ全体相場を下支えも軟調推移
5.セブン&アイの決算は堅調も材料出尽くし感からの売りに押される
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比173ドル安と5日ぶりに反落した。米CPIが市場予想を上回り金利上昇を警戒した売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反落。前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだほか、中東情勢に対する警戒感も強く買い手控えられた。
前日の米株式市場では、NYダウが下落。米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、米金融引き締め長期化への警戒感が台頭した。この流れを受け継ぎ、日経平均は軟調に推移。前日までの3日間で1500円近く上昇していたことから3万2500円に接近する水準では利益確定売りが膨らんだ。決算が好感されたファーストリテイリング<9983>が値を上げ全体相場を下支えしたが、33業種中で値上がりは鉱業の1業種のみと軟調展開だった。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区に地上侵攻する姿勢を強めていることも、中東情勢の緊迫化につながる動きとして警戒された。
日経平均・・・32,315.99円 -178.67円
TOPIX・・・2,308.75円 -33.74円
JPX日経400・・・20,832.34円 -301.21円
東証マザーズ・・・683.24円 -25.39円
東証REIT指数・・・1,842.37円 -7.95円
米ドル円・・・149.68円 0.51円
ユーロ/円・・・158.00円 -0.41円
NYダウ・・・33,631.14円 -173.73円
NASDAQ・・・13,574.21円 -85.45円
上海総合・・・3,088.09円 -19.8円
0コメント