【市況】東京株式(大引け)=14円安と小幅続落、9月期末のリバランス警戒で軟調
29日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。9月期末で機関投資家などからのリバランスの売りも警戒され軟調な値動きとなった。
大引けの日経平均株価は前日比14円90銭安の3万1857円62銭。プライム市場の売買高概算は18億8589万株。売買代金概算は4兆9096億円となった。値上がり銘柄数は429と全体の約23%、値下がり銘柄数は1360、変わらずは42銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが116ドル高と3日ぶりに反発。米長期金利の低下を受け、ハイテク株などに買い戻しが入った。これを受けた、東京市場も日経平均株価は朝方反発してスタートした。一時3万2000円を回復する場面があった。ただ、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じた。この日は9月期末ということもあり、機関投資家からのリバランス売りが警戒された。引けにかけ下げ幅は縮小したが、結局、小幅安で取引を終えた。
【市況】日経平均は小幅に続落、四半期末のリバランス売りなど警戒/相場概況
日経平均は小幅に続落。昨日28日の米株式市場でNYダウは3日ぶり反発。10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売りが先行したが、その後、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため、長期金利は上昇が一服。株式市場では買い戻し優勢となり、相場は上昇に転じた。ナスダック総合指数は+0.83%だった。米株高を受けた今日の東京市場は買いが先行し、日経平均は146.12円高でスタート。日経平均は先週初19日から昨日まで、8営業日で1600円を超す下げとなっており、押し目買いも入りやすかった。一方、機関投資家などによる四半期末に伴うリバランス(資産の再配分)売りが出やすいとの見方から積極的な買いを手控える向きもあり、取引開始後は買いが続かず、昨日の水準を挟み、方向感の定まらない動きとなった。
大引けの日経平均は前日比14.90円安の31857.62円となった。東証プライムの売買高は18億8589万株、売買代金は4兆9096億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、鉱業などが下落。一方、その他製品、精密機器の2業種が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、機関投資家からのリバランス売りを警戒 (9月29日)
1.日経平均は14円安と小幅続落、朝高後は売り優勢で軟調
2.前日のNYダウはハイテク株が買い戻され116ドル高に
3.9月期末で機関投資家からのリバランス売りが警戒される
4.郵船や商船三井など海運株は配当権利取りの一巡で軟調展開
5.東エレクやアドテスト、ディスコなど半導体関連株が堅調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比116ドル高と3日ぶりに反発した。金利上昇と原油高への警戒が和らぎ、ハイテク株や景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は小幅続落。9月期末で機関投資家などからのリバランスの売りも警戒され軟調な値動きとなった。
前日の米株式市場では、NYダウが3日ぶりに反発。米長期金利の低下を受け、ハイテク株などに買い戻しが入った。これを受けた、東京市場も日経平均は朝方反発してスタートした。一時3万2000円を回復する場面があった。ただ、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じた。この日は9月期末ということもあり、機関投資家からのリバランス売りが警戒された。引けにかけ下げ幅は縮小したが、結局、小幅安で取引を終えた。
日経平均・・・31,857.62円 -14.9円
TOPIX・・・2,323.39円 -22.12円
JPX日経400・・・20,914.06円 -193.62円
東証マザーズ・・・729.64円 4.35円
東証REIT指数・・・1,859.59円 19.54円
米ドル円・・・149.20円 -0.11円
ユーロ/円・・・158.07円 1.15円
NYダウ・・・33,666.34円 116.07円
NASDAQ・・・13,201.27円 108.42円
上海総合・・・3,110.47円 3.15円
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