【市況】東京株式(大引け)=56円高、朝安後に切り返し先物主導で反発
27日の東京株式市場は、朝方は売り優勢の地合いとなったが、その後は押し目買いや買い戻しで戻り足に転じ、大引けはプラス圏で着地している。
大引けの日経平均株価は前営業日比56円85銭高の3万2371円90銭と反発。プライム市場の売買高概算は15億8606万株、売買代金概算は3兆9250億円。値上がり銘柄数は1313、対して値下がり銘柄数は477、変わらずは46銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方はリスク回避ムードの強い地合いだった。前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではFRBによる金融引き締め長期化と米景気の減速を警戒する形で、NYダウが約半年ぶりの下げ幅となる390ドル近い下落をみせた。これを受け東京市場でも取引開始直後は市場のセンチメントが弱気に傾いた。しかし、日経平均の下げ幅は一時350円を上回ったものの売り一巡後は下げ渋り、先物を絡め徐々に水準を戻す展開に。きょうは9月末の権利付き最終日ということもあり、配当権利取りの動きが活発で全体指数を押し上げた。また、機関投資家による配当再投資の買いも株価の押し上げ要因となったようだ。値上がり銘柄数は後場に入り急増、プライム上場企業の7割強の銘柄が上昇して引けている。
【市況】日経平均は反発、米ハイテク安が重しも配当再投資を意識し下げ渋る/相場概況
日経平均は反発。26日の米株式市場でダウ平均は388.00ドル安、ナスダック総合指数は-1.56%とそれぞれ反落。ミネアポリス連銀総裁が追加利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が政策金利が7%まで上昇するリスクを警告したため、金利高を警戒した売りが先行。経済指標の下振れで景気減速懸念も強まり一段安となった。米株安を受けて日経平均は291.68円安からスタートすると一時32000円を割り込んだ。一方、為替の円安基調が続くなか心理的な節目割れでは押し目買いも入り下げ渋った。また、堅調なアジア市況や時間外取引の米株価指数先物も支援材料に緩やかに下げ幅を縮めた。午後は大引けにかけて見込まれる配当再投資を意識した買い戻しが入り、終盤にかけて日経平均はプラス圏に浮上した。
大引けの日経平均は前日比56.85円高の32371.90円となった。東証プライム市場の売買高は15億8606万株、売買代金は3兆9250億円だった。セクターでは医薬品、その他金融、不動産が上昇率上位に並んだ一方、海運、電気・ガス、鉄鋼が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は26%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小反発、朝安も配当取りと配当再投資で切り返す (9月27日)
1.日経平均は小幅反発、朝安後に切り返す展開
2.米株市場は引き締め長期化と景気減速を嫌気
3.日経平均は350円超安で3万2000円割る場面も
4.配当権利取りと配当再投資が株価支える形に
5.値上がり銘柄数が後場急増、7割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比388ドル安と反落した。米長期金利が上昇や政府機関が一部閉鎖になったことが重石となり売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は朝方売り優勢の地合いとなったが、その後は押し目買いや買い戻しで戻り足に転じ、大引けはプラス圏で着地している。
27日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードの強い地合いだった。前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではFRBによる金融引き締め長期化と米景気の減速を警戒する形で、NYダウが約半年ぶりの下げ幅となる390ドル近い下落をみせた。これを受け東京市場でも取引開始直後は市場のセンチメントが弱気に傾いた。しかし、日経平均の下げ幅は一時350円を上回ったものの売り一巡後は下げ渋り、先物を絡め徐々に水準を戻す展開に。本日は9月末の権利付き最終日ということもあり、配当権利取りの動きが活発で全体指数を押し上げた。また、機関投資家による配当再投資の買いも株価の押し上げ要因となったようだ。値上がり銘柄数は後場に入り急増、プライム上場企業の7割強の銘柄が上昇して引けている。
日経平均・・・32,371.90円 56.85円
TOPIX・・・2,379.53円 7.59円
JPX日経400・・・21,410.85円 63.1円
東証マザーズ・・・730.77円 8.65円
東証REIT指数・・・1,874.00円 12.72円
米ドル円・・・149.12円 0.26円
ユーロ/円・・・157.38円 -0.19円
NYダウ・・・33,618.88円 -388円
NASDAQ・・・13,063.60円 -207.7円
上海総合・・・3,107.31円 5.04円
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