【市況】東京株式(大引け)=56円高、欧米株高受け買い優勢も上値重い展開
29日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが優勢だったが、買い一巡後は日経平均株価の上値の重さが意識された。
大引けの日経平均株価は前営業日比56円98銭高の3万2226円97銭と続伸。プライム市場の売買高概算は11億9509万株、売買代金概算は2兆7805億円。値上がり銘柄数は1221、対して値下がり銘柄数は538、変わらずは76銘柄だった。
きょうの東京市場は買い優勢でスタートし、日経平均は朝方に200円以上高い場面もあったが、その後は伸び悩んだ。為替のドル高・円安を横目に前場後半以降に買い直されたものの上値は重く、後場終盤に再び上げ幅を縮小した。前日の米国株市場では、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がややタカ派寄りながら想定内との見方が徐々に広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、東京市場でも投資家心理を強気に傾けた。アジア株市場がほぼ全面高に買われたことも株高を後押しした。ただ、売買代金は盛り上がらず、日経平均3万2000円台では戻り売り圧力が意識され、上げ幅は限定的だった。個別株の物色意欲は旺盛で値上がり数は1200を上回っている。
【市況】日経平均は小幅続伸、買い戻し一巡で上値の重い展開/相場概況
日経平均は小幅続伸。28日の米株式市場でダウ平均は213.08ドル高と続伸、ナスダック総合指数は+0.84%と続伸。中国政府による資本市場の活性化策が好感され買いが先行。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を無難に消化した後の長期金利の低下が続いたことも投資家心理を改善させた。米株高を受けて日経平均は110.58円高からスタート。序盤は買いが先行し、早い段階で32389.12円(219.13円高)まで上げ幅を広げた。ただ、前日の大幅反発で買い戻しは一巡していたとみられ、為替の円安基調は続いていたもののその後に失速し、前引けにかけては前日終値近くまで戻した。中国・香港株の上昇を背景に午後は持ち直す場面もあったが、週末の米雇用統計を控えるなか積極的な売買は手控えられ、大引けにかけては再び失速する展開となった。
大引けの日経平均は前日比56.98円高の32226.97円となった。東証プライム市場の売買高は11億9509万株、売買代金は2兆7806億円だった。セクターでは電気・ガス、不動産、小売が上昇率上位に並んだ一方、電気機器、卸売、鉱業が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は29%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、欧米株高を受けリスクオンの買い継続 (8月29日)
1.日経平均は続伸、欧米株高受けリスクオン継続
2.米国ではパウエル講演は想定内との認識広がる
3.アジア株市場全面高、円安も好感し強気に傾く
4.3万2000円台は上値も重く買い一巡後伸び悩む
5.個別株の物色意欲旺盛で値上がり数1200超える
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比213ドル高と続伸した。米長期金利の上昇一服や中国の資本市場活性化策を打ち出したことを背景に買いが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが優勢だったが、買い一巡後は日経平均株価の上値の重さが意識された。
29日の東京市場は、買い優勢でスタートし、日経平均は朝方に200円以上高い場面もあったが、その後は伸び悩んだ。為替のドル高・円安を横目に前場後半以降に買い直されたものの上値は重く、後場終盤に再び上げ幅を縮小した。前日の米国株市場では、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がややタカ派寄りながら想定内との見方が徐々に広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、東京市場でも投資家心理を強気に傾けた。アジア株市場がほぼ全面高に買われたことも株高を後押しした。ただ、売買代金は盛り上がらず、日経平均3万2000円台では戻り売り圧力が意識され、上げ幅は限定的だった。個別株の物色意欲は旺盛でプライム市場の値上がり数は1200を上回っている。
日経平均・・・32,226.97円 56.98円
TOPIX・・・2,303.41円 3.6円
JPX日経400・・・20,822.56円 19.74円
東証マザーズ・・・764.79円 16.74円
東証REIT指数・・・1,906.15円 18.51円
米ドル円・・・146.51円 -0.02円
ユーロ/円・・・158.31円 -0.07円
NYダウ・・・34,559.98円 213.08円
NASDAQ・・・13,705.13円 114.48円
上海総合・・・3,135.88円 37.25円
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