【市況】東京株式(大引け)=45円安と3日ぶり反落、一時3万3000円割れも下げ渋る
30日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落。朝方に一時300円を超す下落となり3万3000円を割り込んだが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比45円10銭安の3万3189円。プライム市場の売買高概算は15億9740万株。売買代金概算は3兆7961億円となった。値上がり銘柄数は655と全体の約36%、値下がり銘柄数は1105、変わらずは73銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが269ドル高と上昇したが、東京市場は4半期末で年金などのリバランスの売りも警戒されるなか軟調にスタート。日経平均株価は一時3万3000円を割り込んだ。ただ、後場に入り急速に下げ幅を縮小。中国や韓国などアジア市場が堅調で為替は一時1ドル=145円に乗せ円安が進行したことも追い風となった。指数への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>、アドバンテスト<6857>が上昇したことも日経平均株価を底上げした。半導体関連や商社株などが安く、海運や百貨店、自動車株が買われた。
【市況】日経平均は3日ぶり小反落、円安進行も需給悪化懸念が重荷/相場概況
日経平均は3日ぶり小反落。29日の米株式市場でダウ平均は269.76ドル高と反発。1-3月国内総生産(GDP)確定値の上振れや米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストを無難に通過した金融セクターの上昇によりダウ平均は終日堅調に推移。一方、パウエルFRB議長の年内最低2回とする追加利上げ発言もあり、長期金利の大幅上昇でハイテクは伸び悩み、ナスダック総合指数は0.42ポイント安と小反落。米半導体マイクロン・テクノロジーの時間外取引の上昇を受けて前日に上昇していた日経平均は、通常取引でのマイクロン株の下落を受け、反動で165.78円安からスタート。週末および月末、四半期末が重なることに伴う需給悪化も意識され、33000円を割り込む場面も見られた。一方、後場中ごろからは需給イベント通過後のあく抜けを意識した買い戻しも入り、前日終値にほぼ並ぶ場面もあった。
大引けの日経平均は前日比45.10円安の33189.04円となった。東証プライム市場の売買高は15億9740万株、売買代金は3兆7962億円だった。セクターでは医薬品、陸運、卸売が下落率上位に並んだ一方、海運、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、一時急落も後場に下げ幅縮小 (6月30日)
1.日経平均は45円安と3日ぶり反落、後場に下げ幅縮小
2.為替は一時1ドル145円台に円安が進行したことは追い風
3.日経平均は一時3万3000円割れも下値には買いが流入
4.ファストリやアドテスト、SBGの上昇が相場を底上げ
5.好決算を発表した高島屋が上昇するなど百貨店株が堅調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは、前日比269ドル高と反発した。堅調な米景気指標が好感され、銀行株や景気敏感株が上昇した。
東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落。朝方に一時300円を超す下落となり3万3000円を割り込んだが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。
前日の米株式市場では、NYダウが上昇したが、東京市場は4半期末で年金などのリバランスの売りも警戒されるなか軟調にスタート。日経平均は一時3万3000円を割り込んだ。ただ、後場に入り急速に下げ幅を縮小。中国や韓国などアジア市場が堅調で為替は一時1ドル=145円に乗せ円安が進行したことも追い風となった。指数への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>、アドバンテスト<6857>が上昇したことも日経平均を底上げした。半導体関連や商社株などが安く、海運や百貨店、自動車株が買われた。
日経平均・・・33,189.04円 -45.1円
TOPIX・・・2,288.60円 -7.65円
JPX日経400・・・20,765.91円 -72.56円
東証マザーズ・・・815.97円 5.32円
東証REIT指数・・・1,862.30円 1.15円
米ドル円・・・144.59円 0.28円
ユーロ/円・・・156.78円 -0.74円
NYダウ・・・34,122.42円 269.76円
NASDAQ・・・13,591.33円 -0.41円
上海総合・・・3,202.06円 19.68円
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