【市況】東京株式(大引け)=474円安、米株安受け4日ぶり急反落し2万8000円台割れ
5日の東京株式市場は前日の米株安を受け、主力株中心に大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は急反落で2万8000円大台を下回った。
大引けの日経平均株価は前営業日比474円16銭安の2万7813円26銭と4日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は11億6563万株、売買代金概算は2兆8161億円。値上がり銘柄数は57、対して値下がり銘柄数は1763、変わらずは15銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避の動きが一気に強まり全面安商状となった。下げ幅は一時約500円に達した。前日の米国株市場では経済指標の発表を受け景気減速懸念が改めて高まり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。これに追随する形で主力株を中心に広範囲に売りが及んだ。個人投資家の見切り売りを誘発したほか、先物主導のインデックス売りも出て日経平均の下げを助長した。外国為替市場でドル売り・円買いの動きが加速し、1ドル=131円台半ばに円高が進んだことも輸出セクター中心に買い手控え材料となっている。一部で金融機関の益出し売りも観測されたようだ。値下がり銘柄数は1760あまりに及び、これはプライム上場銘柄の96%に相当する。
【市況】日経平均は4日ぶり大幅反落、景気後退懸念や円高、益出しなどで売り強まる/相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反落。4日の米株式市場でダウ平均は198.77ドル安と5日ぶり反落。2月JOLTS求人件数が予想を下回り、2021年5月以来の低水準を記録したことで景気後退懸念が強まった。また、JPモルガンの最高経営責任者(CEO)が金融危機は進行中で影響が長期化する可能性を警告したことも投資家心理を悪化させた。ナスダック総合指数は-0.51%と続落。米株安を引き継いで日経平均は176.38円安からスタート。連日の上昇で短期的な過熱感が意識される中、景気後退懸念と為替の円高進行を背景に売りが先行し、前場中ごろには28000円を割り込んだ。期初に含み益のある保有株を売却する国内金融機関による益出しが相場の重しになったとの指摘も聞かれる中、日経平均は午後に入ってから一段と下げ幅を拡大。その後は下げ止まったが戻りは鈍く、安値圏での底這いが続いた。
大引けの日経平均は前日比474.16円安の27813.26円となった。東証プライム市場の売買高は11億6563万株、売買代金は2兆8161億円だった。セクターでは鉄鋼、石油・石炭、卸売が下落率上位となった一方、海運のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の96%、対して値上がり銘柄は3%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり急反落、米株安を受け2万8000円台割れ (4月5日)
1.日経平均は4日ぶり急反落、2万8000円台割れ
2.米株安受けセンチメント悪化、利益確定売り誘発
3.米国では経済指標受け景気減速懸念一段と強まる
4.先物主導でのインデックス売りが下げを助長する
5.値下がり銘柄数はプライム上場銘柄の96%に及ぶ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは低調な米雇用動態調査を受け、景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では前日の米株安を受け、主力株中心に大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は急反落で2万8000円大台を下回った。
5日の東京市場は、リスク回避の動きが一気に強まり全面安商状となった。下げ幅は一時約500円に達した。前日の米国株市場では経済指標の発表を受け景気減速懸念が改めて高まり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。これに追随する形で主力株を中心に広範囲に売りが及んだ。個人投資家の見切り売りを誘発したほか、先物主導のインデックス売りも出て日経平均の下げを助長した。外国為替市場でドル売り・円買いの動きが加速し、1ドル=131円台半ばに円高が進んだことも輸出セクター中心に買い手控え材料となっている。一部で金融機関の益出し売りも観測されたようだ。値下がり銘柄数は1760あまりに及び、これはプライム上場銘柄の96%に相当する。
日経平均・・・27,813.26円 -474.16円
TOPIX・・・1,983.84円 -38.92円
JPX日経400・・・17,874.80円 -351.05円
東証マザーズ・・・738.65円 -15.26円
東証REIT指数・・・1,825.21円 -19.47円
米ドル円・・・131.66円 -0.94円
ユーロ/円・・・144.11円 -0.75円
NYダウ・・・33,402.38円 -198.77円
NASDAQ・・・12,126.32円 -63.12円
上海総合・・・3,312.55円 16.16円
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