【市況】東京株式(大引け)=146円高、リスク選好の地合い続き2万8000円台固め
3日の東京株式市場は前週末の欧米株全面高を受け、総じて買い優勢の展開となり、日経平均株価は2万8000円台で頑強な値動きとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比146円67銭高の2万8188円15銭と続伸。プライム市場の売買高概算は11億7975万株、売買代金概算は2兆8278億円。値上がり銘柄数は1448、対して値下がり銘柄数は341、変わらずは45銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクを取る動きが優勢となった。前週末の欧州株市場では発表されたユーロ圏の経済指標がインフレ鈍化を示唆するものであったことから、主要国をはじめほぼ全面高に買われた。また、米国でもインフレ指標が減速感を示し、金利低下を拠りどころにハイテク株など幅広く買われ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高となった。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾いた。目先スピード警戒感からの利益確定売りや、金融機関の益出し売りも観測されたが、低PBR株などへの買いが全体相場を支える格好に。また、後場に入ると外国為替市場での円安進行も追い風となった。値上がり銘柄数は1400を超え、プライム市場の8割近い銘柄が上昇している。
【市況】日経平均は続伸、米株高など支援要因だが上値追いには慎重/相場概況
日経平均は続伸。先週末3月31日の米株式市場でNYダウは3日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数が予想外に前月から伸びが鈍化したため、早期の利上げ停止を見込んだ買いが先行。その後も長期金利の低下がハイテク株を支援し、相場全体を押し上げた。米株高を受けた今日の日経平均は、161.87円高からスタート。東証がPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に改善策を要請したことを受け、バリュー(割安)株に資金が向かう一方、政府による半導体製造装置の貿易管理規則の報道を受け半導体関連株が下げた。午前の中頃からは円安・ドル高方向に振れたことが相場の下支え要因となる一方、日経平均が先週1週間で600円を超す上げとなったことから、上値追いには慎重で、今日は下値は堅いものの上値の重い展開となった。
大引けの日経平均は前日比146.67円高の28188.15円となった。東証プライムの売買高は11億7975万株、売買代金は2兆8278億円だった。セクターでは鉱業、石油石炭製品、その他金融業などが上昇。一方、海運業、ゴム製品の2業種が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は18%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、欧米株高を受けリスク選好の買いが優勢 (4月3日)
1.日経平均は続伸、2万8000円台固めの動きに
2.前週末の欧州株が全面高商状、投資家心理が改善
3.欧米ともに経済指標発表受けインフレ懸念が後退
4.低PBR株への買いが広がり全体相場を支える展開
5.半導体主力株売られるもプライム市場の8割が上昇
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比415ドル高と3日続伸した。米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が鈍化したため、早期の利上げ停止を見込んだ買いが先行した。
週明けの東京市場では、前週末の欧米株全面高を受け、総じて買い優勢の展開となり、日経平均株価は2万8000円台で頑強な値動きとなった。
3日の東京市場は、リスクを取る動きが優勢となった。前週末の欧州株市場では発表されたユーロ圏の経済指標がインフレ鈍化を示唆するものであったことから、主要国をはじめほぼ全面高に買われた。また、米国でもインフレ指標が減速感を示し、金利低下を拠りどころにハイテク株など幅広く買われ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高となった。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾いた。目先スピード警戒感からの利益確定売りや、金融機関の益出し売りも観測されたが、低PBR株などへの買いが全体相場を支える格好に。また、後場に入ると外国為替市場での円安進行も追い風となった。値上がり銘柄数は1400を超え、プライム市場の8割近い銘柄が上昇している。
日経平均・・・28,188.15円 146.67円
TOPIX・・・2,017.68円 14.18円
JPX日経400・・・18,170.51円 112.75円
東証マザーズ・・・762.78円 13.33円
東証REIT指数・・・1,840.72円 54.95円
米ドル円・・・133.05円 -0.07円
ユーロ/円・・・144.55円 -0.36円
NYダウ・・・33,274.15円 415.12円
NASDAQ・・・12,221.90円 208.43円
上海総合・・・3,296.39円 23.53円
0コメント