【市況】東京株式(大引け)=311円安、米金融機関の破綻でリスクオフ一色に
13日の東京株式市場は終始売り優勢の地合い。日経平均株価は一時500円を超える下げとなったが、その後は下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比311円01銭安の2万7832円96銭と続落。プライム市場の売買高概算は14億7769万株、売買代金概算は3兆1285億円。値上がり銘柄数は171、対して値下がり銘柄数は1639、変わらずは25銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオフ一色の展開だった。前週末の欧米株市場が全面安となり、米国株市場ではNYダウが4日続落で下げ幅も大きく、投資家心理が悪化した。米中堅金融のSVB(シリコンバレーバンク)が経営破綻したことなどを受け、米国では市場のセンチメントが急速に悪化し、東京市場にも波及した。銀行株が広範囲に売られたほか、為替の円高進行を受けて自動車株など輸出セクターの一角に売りがかさんだ。一方、海運株が頑強だったほか、半導体関連の一角なども買われ、全体相場を下支えした。値下がり銘柄数は1600を上回り、プライム市場の約9割の銘柄が下落する展開となっているが、前引け時点と比べれば、プラス転換した銘柄も多い。売買代金は高水準で3兆円台乗せとなった。
【市況】日経平均は続落、米銀破綻で金融システムへの影響を懸念/相場概況
日経平均は続落。先週末10日の米株式市場でNYダウは4日続落。金融システム不安から売りが先行する一方、2月雇用統計を受け連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が後退し、一時上昇する場面もあった。しかし、米シリコンバレー銀行の破綻が報じられると下げ幅を広げた。米株安を受けた今日の東京市場は売りが先行し、日経平均は257.76円安からスタート。米シリコンバレー銀行の破綻が金融システムに及ぼす影響が懸念されたことに加え、外為市場で一時1ドル=133円60銭台と先週末10日15時頃に比べ3円ほど円高・ドル安に振れたことなど、買い手控え要因となった。取引開始後、朝方の売り一巡後は、今晩の米市場の動向が警戒される中、ダウ平均先物が堅調な動きとなったことなどが安心感となり、日経平均は下げ止まり、取引終了にかけてやや底堅い動きとなった。
大引けの日経平均は前日比311.01円安の27832.96円となった。東証プライムの売買高は14億7769万株、売買代金は3兆1285億円だった。セクターでは銀行業、保険業、証券商品先物などが下落。一方、海運業、鉱業の2業種が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、米金融機関の破綻受け2万8000円割れ (3月13日)
1.日経平均は続落、一時は500円を超える下げ
2.SVBの経営破綻を受け、リスク回避ムード高まる
3.円高進行は警戒材料も、海運や半導体の一角高い
4.値下がり銘柄数1600超、全体の9割が下げる展開
5.メガバンクが売買代金上位占めるも、株価は軟調
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比345ドル安と4日続落した。米シリコンバレーバンクの経営破綻を受けリスク回避の売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、終始売り優勢の地合い。日経平均株価は一時500円を超える下げとなったが、その後は下げ渋る展開となった。
13日の東京市場は、リスクオフ一色の展開だった。前週末の欧米株市場が全面安となり、米国株市場ではNYダウが4日続落で下げ幅も大きく、投資家心理が悪化した。米中堅金融のSVB(シリコンバレーバンク)が経営破綻したことなどを受け、米国では市場のセンチメントが急速に悪化し、東京市場にも波及した。銀行株が広範囲に売られたほか、為替の円高進行を受けて自動車株など輸出セクターの一角に売りがかさんだ。一方、海運株が頑強だったほか、半導体関連の一角なども買われ、全体相場を下支えした。値下がり銘柄数は1600を上回り、プライム市場の約9割の銘柄が下落する展開となっているが、前引け時点と比べれば、プラス転換した銘柄も多い。売買代金は高水準で3兆円台乗せとなった。
日経平均・・・27,832.96円 -311.01円
TOPIX・・・2,000.99円 -30.59円
JPX日経400・・・18,035.71円 -270.38円
東証マザーズ・・・755.84円 -6.35円
東証REIT指数・・・1,815.37円 -5.92円
米ドル円・・・133.58円 -2.82円
ユーロ/円・・・142.58円 -1.94円
NYダウ・・・31,909.64円 -345.22円
NASDAQ・・・11,138.88円 -199.46円
上海総合・・・3,268.69円 38.61円
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