【市況】東京株式(大引け)=652円高、日銀決定会合の「現状維持」で後場急伸
18日の東京株式市場は後場に入り大きく買い優勢に傾き、日経平均は続急伸となった。日銀の金融政策決定会合を受け買い安心感が浮上した。
大引けの日経平均株価は前営業日比652円44銭高の2万6791円12銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は14億987万株、売買代金概算は3兆2776億円。値上がり銘柄数は1600、対して値下がり銘柄数は188、変わらずは50銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオンの流れが一気に加速した。前場は様子見ムードの強い地合いだったが、後場は日銀が金融政策決定会合で金融緩和政策の現状維持を決めたことを好感し、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。市場の一部では今回の決定会合でも前回に続き金融政策を修正する可能性が指摘されており、結果公表を受けてショートポジションを取っていた向きの買い戻しが加速する格好となった。外国為替市場では一時1ドル=131円台まで円安が進み、これも輸出関連セクターには追い風材料となった。日経平均の上げ幅は昨年11月11日以来の大きさ。値上がり銘柄数は1600に達しプライム市場全体の87%の銘柄が上昇した。売買代金も3兆円を上回るなど高水準だった。
【市況】日経平均は大幅続伸、日銀の現状維持で買い戻し加速/相場概況
日経平均は大幅続伸。17日の米株式市場でダウ平均は391.76ドル安と5日ぶり反落。1月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外に2020年5月来の低水準にまで落ち込んだため、景気後退を懸念した売りが先行。金融のゴールドマン・サックスの低調な決算内容も重しとなった。一方、金利先高観の後退でハイテクの買い戻しが続き、ナスダック総合指数は+0.14%と小幅に7日続伸。米ハイテク株高を引き継いで日経平均は112.66円高からスタート。昼頃に結果を控える日本銀行の金融政策決定会合を前にもみ合いが続いたが、政策の現状維持が決まった後の後場からは、目先の安心感から為替の円安進行と株の買い戻しが加速し、上げ幅を広げる流れとなった。一方、後場中ごろには買い戻しも一巡し、再び膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比652.44円高の26791.12円となった。東証プライム市場の売買高は14億987万株、売買代金は3兆2776億円だった。セクターでは精密機器、医薬品、輸送用機器が上昇率上位となった一方、銀行のみが下落となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は10%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、金融緩和政策の現状維持で買い安心感 (1月18日)
1.日経平均は大幅続伸、650円あまりの上昇みせる
2.日銀の金融政策決定会合は「現状維持」で買い安心感
3.決定会合の結果発表後に為替市場では急激な円安進む
4.全体相場は買い戻しが加速もメガバンクは売り優勢に
5.値上がり銘柄は1600に達しプライム市場の87%占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比391ドル安と5日ぶりに反落した。金融のゴールドマン・サックス・グループ<GS>の低調な決算内容が重しとなり景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、後場に入り大きく買い優勢に傾き、日経平均株価は続急伸となった。日銀の金融政策決定会合を受け買い安心感が浮上した。
18日の東京市場は、リスクオンの流れが一気に加速した。前場は様子見ムードの強い地合いだったが、後場は日銀が金融政策決定会合で金融緩和政策の現状維持を決めたことを好感し、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。市場の一部では今回の決定会合でも前回に続き金融政策を修正する可能性が指摘されており、結果公表を受けてショートポジションを取っていた向きの買い戻しが加速する格好となった。外国為替市場では一時1ドル=131円台まで円安が進み、これも輸出関連セクターには追い風材料となった。日経平均の上げ幅は昨年11月11日以来の大きさ。値上がり銘柄数は1600に達しプライム市場全体の87%の銘柄が上昇した。売買代金も3兆円を上回るなど高水準だった。
日経平均・・・26,791.12円 652.44円
TOPIX・・・1,934.93円 32.04円
JPX日経400・・・17,482.46円 298.92円
東証マザーズ・・・739.63円 17.98円
東証REIT指数・・・1,831.81円 26.94円
米ドル円・・・129.36円 0.65円
ユーロ/円・・・140.41円 1.04円
NYダウ・・・33,910.85円 -391.76円
NASDAQ・・・11,095.11円 15.95円
上海総合・・・3,224.40円 0.16円
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