【市況】東京株式(大引け)=448円安と大幅下落、急激な円高進行など警戒し全面安
2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅安。米国の景気後退懸念に加え、急激な円高が進行したことを警戒する売りが膨らんだ。
大引けの日経平均株価は前日比448円18銭安の2万7777円90銭。プライム市場の売買高概算は13億3329万株。売買代金概算は3兆1716億円となった。値上がり銘柄数は167と全体の約9%、値下がり銘柄数は1637、変わらずは32銘柄だった。
前日のNYダウが下落したほか、急激な円高が進んだことが警戒され、日経平均は2万8000円を割り込んだ。米11月ISM製造業景況指数は49.0と節目の50を下回り米景気の先行きに警戒感が膨らんだ。また、米長期金利の低下を背景に為替相場は一時1ドル=135円10銭前後と前日午後5時時点と比べ1円50銭近い円高となった。全体の9割超の銘柄が下落する全面安状態となり、業種別では医薬品、不動産、精密機器などの下落が目立った。前場は500円を超える下落となったが、日銀のETF買いに対する期待もあり後場はやや下げ渋った。今晩の米11月雇用統計の結果を確かめたいとの見方も膨らんだ。
【市況】日経平均は大幅反落、米景気後退懸念や急速な円高進行が重石/相場概況
日経平均は大幅反落。1日の米株式市場でダウ平均は194.76ドル安と3日ぶり反落。11月ISM製造業景気指数が新型コロナ・パンデミック以降で最低水準に落ち込んだため、景気後退入りを懸念した売りが先行。一方、利上げ減速期待を背景に長期金利がさらに低下したことでハイテク株が買い戻され、相場の下値を支えた。ナスダック総合指数は+0.12%と小幅続伸。まちまちな米株式市場を受けた東京市場では、米国の低調な経済指標を受けた急速な為替の円高進行を嫌気して売りが先行し、日経平均は242.9円安からスタート。寄り付き後も断続的な売りが入り、前引けまで下げ幅を広げた。一方、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑から午後は下げ渋る展開となった。ただ、今晩の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、様子見ムードが広がる中、買い戻しの動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比448.18円安の27777.90円となった。東証プライム市場の売買高は13億3329万株、売買代金は3兆1717億円だった。セクターでは医薬品、不動産、卸売を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急落、米景気減速と円高懸念で2万8000円割れ (12月2日)
1.日経平均は448円安と急落、9割超の銘柄が下落と全面安に
2.為替市場では一時1ドル=135円10銭前後に急速な円高進行
3.米景気減速と円高進行を警戒し日経平均は2万8000円割れに
4.ファストリ、東エレク、キーエンスといった値がさ株が売られる
5.サイフューズやウェルプレイ、ティムスなど直近IPO銘柄が高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比194ドル安と3日ぶりに反落した。米雇用統計の発表を控えて、利益確定や持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅安。米国の景気後退懸念に加え、急激な円高が進行したことを警戒する売りが膨らんだ。
前日のNYダウが下落したほか、急激な円高が進んだことが警戒され、日経平均は2万8000円を割り込んだ。米11月ISM製造業景況指数は49.0と節目の50を下回り米景気の先行きに警戒感が膨らんだ。また、米長期金利の低下を背景に為替相場は一時1ドル=135円10銭前後と前日午後5時時点と比べ1円50銭近い円高となった。プライム市場全体の9割超の銘柄が下落する全面安状態となり、業種別では医薬品、不動産、精密機器などの下落が目立った。前場は500円を超える下落となったが、日銀のETF買いに対する期待もあり後場はやや下げ渋った。今晩の米11月雇用統計の結果を確かめたいとの見方も膨らんだ。
日経平均・・・27,777.90円 -448.18円
TOPIX・・・1,953.98円 -32.48円
JPX日経400・・・17,645.79円 -292.54円
東証マザーズ・・・798.98円 -7.46円
東証REIT指数・・・1,934.75円 -6.71円
米ドル円・・・134.60円 -1.92円
ユーロ/円・・・141.85円 -0.17円
NYダウ・・・34,395.01円 -194.76円
NASDAQ・・・11,482.44円 14.45円
上海総合・・・3,156.14円 -9.32円
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