【市況】東京株式(大引け)=4円安と小幅に3日続落、方向感に欠ける値動き続く
12日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落。模様眺め気分が強く、方向感に欠け小幅な値動きに終始した。
大引けの日経平均株価は前日比4円42銭安の2万6396円83銭。プライム市場の売買高概算は11億6494万株。売買代金概算は2兆8020億円となった。値上がり銘柄数は775と全体の約42%、値下がり銘柄数は981、変わらずは80銘柄だった。
前日の米株式市場は、NYダウは小幅に反発したがナスダック指数は5日続落し年初来安値を更新。半導体関連などハイテク株が軟調に推移した。この流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。ただ、今晩は9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるほか、明日は市場の注目を集める米9月消費者物価指数(CPI)が発表されることから積極的な売買は手控えられた。日経平均株価は前日終値ラインを挟んでの一進一退に終始した。為替相場で円は1ドル=146円台と24年ぶりの円安水準となったが、株式市場への影響は限定的だった。
【市況】日経平均は3日続落、米インフレ指標の発表控え様子見ムード強まる/相場概況
日経平均は3日続落。11日の米株式市場でNYダウは5日ぶり反発。NYダウは前日までの4日続落で1100ドルを超す下げとなったことから押し目買いが入りやすかった。一方、英中銀のベイリー総裁が緊急国債購入を計画通り今週で終了すると表明するなど、株価の重しとなる要因も多く、ダウの上昇は小幅にとどまった。ナスダックは115.91ポイント安だった。今日の東京市場はナスダック安が重しとなり日経平均は48.03円安からスタート。一方、昨日までの2営業日で日経平均が900円を超す下げとなったことから自律反発狙いの買いもあり午前の中頃に上げに転じた。ただ、今晩以降に米インフレ指標の発表を控え上値追いには慎重で、様子見ムードが強まる中、日経平均は概ね昨日終値をはさんだ動きとなった。
大引けの日経平均は前日比4.42円安の26396.83円となった。東証プライムの売買高は11億6494万株、売買代金は2兆8020億円だった。セクターでは電気・ガス業、鉱業、パルプ・紙などが下落。一方、空運業、小売業、倉庫運輸関連が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、模様眺め気分が強く方向感に欠ける値動き (10月12日)
1.日経平均は4円安と小幅に3日続落、終日小動きで推移する
2.前日はNYダウが上昇する一方、ナスダック指数は年初来安値
3.明日の米CPI発表など重要イベント控え様子見姿勢強まる
4.レーザーテクや東エレク、スクリンといった半導体関連株が安い
5.JALやJR東海、HISなど旅行関連株が買い人気集める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比36ドル高と5日ぶりに反発した。重要指標などの発表を週内に控えて様子見姿勢が強かった。
東京市場では日経平均株価は小幅に3日続落。模様眺め気分が強く、方向感に欠け小幅な値動きに終始した。
前日の米株式市場は、NYダウは小幅に反発したがナスダック指数は5日続落し年初来安値を更新。半導体関連などハイテク株が軟調に推移した。この流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。ただ、今晩は9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるほか、明日は市場の注目を集める米9月消費者物価指数(CPI)が発表されることから積極的な売買は手控えられた。日経平均は前日終値ラインを挟んでの一進一退に終始した。為替相場で円は1ドル=146円台と24年ぶりの円安水準となったが、株式市場への影響は限定的だった。
日経平均・・・26,396.83円 -4.42円
TOPIX・・・1,869.00円 -2.24円
JPX日経400・・・16,757.78円 -32.45円
東証マザーズ・・・713.58円 -3.29円
東証REIT指数・・・1,930.77円 5.17円
米ドル円・・・146.35円 0.72円
ユーロ/円・・・142.20円 0.98円
NYダウ・・・29,239.19円 36.31円
NASDAQ・・・10,426.19円 -115.91円
上海総合・・・3,025.50円 45.71円
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