【市況】東京株式(大引け)=375円安、FOMC前でリスク回避の売りに大幅反落
21日の東京株式市場は主力株など中心にリスク回避目的の売り圧力が広範囲に波及、日経平均は大幅安で2万7000円台前半まで水準を切り下げた。
大引けの日経平均株価は前営業日比375円29銭安の2万7313円13銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は10億6875万株、売買代金概算は2兆4719億円。値上がり銘柄数は288、対して値下がり銘柄数は1491、変わらずは58銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が全面安商状に売り込まれ、これを引き継ぐ形で下値を試す展開を余儀なくされた。米国株市場ではFOMCの結果公表を目前に長期金利が大幅に上昇し、これを嫌気する形で景気敏感株やハイテク株に売りがかさんだ。東京市場でも自動車セクターや医薬品、商社株などに値を下げる銘柄が目立ち全体指数を押し下げた。日経平均株価は先物主導で2万7300円近辺まで売り込まれ、後場寄りに下げ渋る場面もみられたが、引け際に手仕舞い売りを浴び、結局きょうの安値圏で引けている。7月19日以来約2カ月ぶりの安値をつけた。業種別では海運株が買われたものの、33業種中値上がりはわずか4業種にとどまっている。また、値下がり銘柄数は1500近くに達しプライム市場全体の8割強を占めた。
【市況】日経平均は大幅反落、FOMC結果公表控えリスク回避の動き膨らむ/相場概況
日経平均は大幅反落。20日の米株式市場でダウ平均は313ドル安と反落。連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、米10年債利回りが2011年来の高水準を連日で更新するなか、FOMCの公表結果を警戒した売りが強まった。ナスダック総合指数は-0.95%と反落。米金利上昇を受けたハイテク株安で東京市場も売りが先行し、日経平均は247.58円安と27500円割れからスタート。FOMCの公表結果を明朝午前3時に控えるなかリスク回避の動きが膨らみ、前場終盤には27297.50円(390.92円安)まで下落。ハイテクのほか景気敏感株やインバウンド関連まで広く売られた。日経平均は、その後は下げ止まったものの上値は重く、安値圏でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比375.29円安の27313.13円となった。東証プライム市場の売買高は10億6875万株、売買代金は2兆4719億円だった。セクターでは輸送用機器、ガラス・土石製品、空運が下落率上位となった一方、海運、保険、石油・石炭が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は16%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、FOMCの結果を控えリスク回避の売り優勢 (9月21日)
1.日経平均は大幅反落、前日の欧米株安受けリスクオフ
2.FOMC前に米長期金利が上昇し、これを嫌気する売り
3.自動車、医薬品、商社などが下げ全体指数押し下げる
4.海運が買われるも33業種中で値上がりはわずか4業種
5.値下がり銘柄数は1500弱で全体の8割の銘柄が下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比313ドル安と反落した。FOMCの結果発表を控え、FRBの大幅利上げへの警戒感から売りが優勢となった。
東京市場では、主力株など中心にリスク回避目的の売り圧力が広範囲に波及、日経平均株価は大幅安で2万7000円台前半まで水準を切り下げた。
21日の東京市場は、前日の欧米株市場が全面安商状に売り込まれ、これを引き継ぐ形で下値を試す展開を余儀なくされた。米国株市場ではFOMCの結果公表を目前に長期金利が大幅に上昇し、これを嫌気する形で景気敏感株やハイテク株に売りがかさんだ。東京市場でも自動車セクターや医薬品、商社株などに値を下げる銘柄が目立ち全体指数を押し下げた。日経平均は先物主導で2万7300円近辺まで売り込まれ、後場寄りに下げ渋る場面もみられたが、引け際に手仕舞い売りを浴び、結局本日の安値圏で引けている。7月19日以来約2ヵ月ぶりの安値をつけた。業種別では海運株が買われたものの、33業種中値上がりはわずか4業種にとどまっている。また、値下がり銘柄数は1500近くに達しプライム市場全体の8割強を占めた。
日経平均・・・27,313.13円 -375.29円
TOPIX・・・1,920.80円 -26.47円
JPX日経400・・・17,278.52円 -236.77円
東証マザーズ・・・710.26円 -17.68円
東証REIT指数・・・2,011.50円 -5.14円
米ドル円・・・144.03円 0.57円
ユーロ/円・・・142.76円 -1.21円
NYダウ・・・30,706.23円 -313.45円
NASDAQ・・・11,425.05円 -109.96円
上海総合・・・3,117.17円 -5.22円
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