【市況】東京株式(大引け)=727円高と急伸、2万8500円回復し7カ月ぶり高値
12日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに急反発。2万8500円台まで値を上げ、終値ベースで1月12日以来、7カ月ぶりの高値圏に上昇した。
大引けの日経平均株価は10日終値に比べ727円65銭高の2万8546円98銭。プライム市場の売買高概算は14億5793万株。売買代金概算は3兆7126億円となった。値上がり銘柄数は1607と全体の約87%、値下がり銘柄数は192、変わらずは39銘柄だった。
11日が山の日の祝日で休場だったことから、東京市場は2日ぶりの取引となった。米株式市場では、10日と11日でNYダウが約560ドル上昇した。米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回りインフレ懸念が後退したことが好感された。この米株高を受け、東京市場も大幅高となった。ハイテク関連の値がさ株などに見直し買いが流入し、全体相場を押し上げた。後場に入っても相場は堅調に推移し、結局高値引けで取引を終えた。
【市況】日経平均は大幅反発、インフレ減速期待から700円高でSQ値上回る/相場概況
日経平均は大幅反発。東京市場が祝日だった間の10、11日の米株式市場では、ダウ平均が535.10ドル高、27.16ドル高と上昇。10日は7月消費者物価指数(CPI)が予想以上に減速したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース減速への期待が高まり、大幅高。一方、11日は、7月生産者物価指数(PPI)も予想以上に減速したものの、FRB高官らの発言を受けて長期金利が大きく上昇したことで、買い先行で始まった後に大きく失速。ナスダック総合指数はそれぞれ+2.89%、-0.58%だった。重要インフレ指標を無難に通過した目先の安心感から売り方の買い戻しなども入り、日経平均は432.41円高とギャップアップでスタート。朝方から買いが先行し、前引け直前には28500円を回復。後場は戻り待ちの売りで伸び悩む場面もあったが、引けにかけては再び騰勢を強め、この日の高値で引けた。
なお、8月オプション取引に係る特別清算指数(SQ)算出値は28525.62円だった。
大引けの日経平均は前日比727.65円高の28546.98円となった。東証プライム市場の売買高は14億5793万株、売買代金は3兆7127億円だった。セクターでは精密機器、電気機器、機械を筆頭に全面高となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は10%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発、ハイテク株などが買われ7ヵ月ぶり高値圏 (8月12日)
1.日経平均は727円高と大幅高、2万8500円台に乗せる
2.インフレ懸念の後退受けNYダウは2日間で約560ドル高
3.ハイテク株などが買われ日経平均は7ヵ月ぶり高値圏に上昇
4.東エレクやレーザーテク、SBGなどが見直し買いで大幅高
5.中国向けなど不振で業績の下方修正を発表した資生堂は軟調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比27ドル高と小幅に続伸した。7月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で下落し、インフレ懸念が後退したことが好感された。
東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに急反発。2万8500円台まで値を上げ、終値ベースで1月12日以来、7ヵ月ぶりの高値圏に上昇した。
11日が山の日の祝日で休場だったことから、東京市場は2日ぶりの取引となった。米株式市場では、10日と11日でNYダウが約560ドル上昇した。米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回りインフレ懸念が後退したことが好感された。この米株高を受け、東京市場も大幅高となった。ハイテク関連の値がさ株などに見直し買いが流入し、全体相場を押し上げた。後場に入っても相場は堅調に推移し、結局高値引けで取引を終えた。
日経平均・・・28,546.98円 727.65円
TOPIX・・・1,973.18円 39.53円
JPX日経400・・・17,758.02円 364.65円
東証マザーズ・・・726.27円 17.3円
東証REIT指数・・・2,012.17円 1.06円
米ドル円・・・133.57円 -1.37円
ユーロ/円・・・137.25円 -0.53円
NYダウ・・・33,336.67円 27.16円
NASDAQ・・・12,779.91円 -74.89円
上海総合・・・3,276.88円 -4.77円
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