【市況】東京株式(大引け)=214円安、米金融政策やウクライナ情勢を引き続き警戒
15日の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが下げ止まらなかったことを受け売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は2万7000円台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比214円40銭安の2万6865円19銭と続落。東証1部の売買高概算は13億4390万株、売買代金概算は3兆589億円。値上がり銘柄数は872、対して値下がり銘柄数は1223、変わらずは87銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は日経平均がプラスでスタートしたが、その後は値を消す展開でマイナス圏に沈んだ。後場に入ると売り圧力が増し、フシ目の2万7000円台を大きく割り込む展開を強いられた。前日の米国株市場ではFRBの金融引き締め姿勢強化への警戒感やウクライナ情勢を嫌気してNYダウが3日続落。ナスダック総合株価指数は前日比横ばいで引けたもののリスク回避ムードは拭えなかった。日経平均は後場に下落幅を広げ、一時350円あまり水準を切り下げたが、終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ渋る展開となった。業種別ではここ買われていた銀行株や資源関連株などが利食われたほか、半導体関連株などグロース株にも売りが及んだ。なお、売買代金は4営業日連続で3兆円を上回った。
【市況】日経平均は続落、押し目買い先行も弱含み、終値で27000円割れ/相場概況
日経平均は続落。14日の米国市場でNYダウは3日続落し、171ドル安となった。セントルイス連銀のブラード総裁が金融引き締めを前倒しで実施する必要性を強調し、短期の年限を中心に金利が上昇。緊迫するウクライナ情勢への懸念もくすぶった。前日に大幅下落した日経平均は本日、良好な企業決算などを支えに押し目買いが先行する形で103円高からスタートしたが、外部環境の不透明感から弱含みの展開となった。早々にマイナスへ転じると、後場には一時26724.91円(前日比354.68円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比214.40円安の26865.19円となった。終値で27000円を下回るのは1月28日以来。東証1部の売買高は13億4390万株、売買代金は3兆0589億円だった。業種別では、サービス業、保険業、鉱業が下落率上位だった。一方、ゴム製品、小売業、食料品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は40%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、ウクライナ情勢を警戒し2万7000円割れ (2月15日)
1.日経平均は続落、下げ止まらないNYダウに追随する展開に
2.朝方は高く始まったものの、その後すぐに値を消し後場は一段安
3.FRBによる金融引き締め強化の思惑とウクライナ情勢が重荷に
4.銀行や資源株が利食われ、半導体関連などグロース株も売られる
5.取引終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り下げ渋る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比171ドル安と3日続落した。米国がウクライナの首都キエフにある米大使館を閉鎖すると発表したことで、ウクライナ情勢の緊迫化が警戒された。
東京市場では、前日の米国株市場でNYダウが下げ止まらなかったことを受け売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は2万7000円台を割り込んだ。
15日の東京市場は、朝方は日経平均がプラスでスタートしたが、その後は値を消す展開でマイナス圏に沈んだ。後場に入ると売り圧力が増し、フシ目の2万7000円台を大きく割り込む展開を強いられた。前日の米国株市場ではFRBの金融引き締め姿勢強化への警戒感やウクライナ情勢を嫌気してNYダウが3日続落。ナスダック総合株価指数は前日比横ばいで引けたもののリスク回避ムードは拭えなかった。日経平均は後場に下落幅を広げ、一時350円あまり水準を切り下げたが、終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ渋る展開となった。業種別ではここ買われていた銀行株や資源関連株などが利食われたほか、半導体関連株などグロース株にも売りが及んだ。なお、東証1部の売買代金は4営業日連続で3兆円を上回った。
日経平均・・・26,865.19円 -214.4円
TOPIX・・・1,914.70円 -15.95円
JPX日経400・・・17,230.36円 -147.53円
日経JASDAQ・・・3,596.13円 -43.3円
東証マザーズ・・・726.45円 -13.68円
東証REIT指数・・・1,865.88円 -27.74円
米ドル円・・・115.66円 0.26円
ユーロ/円・・・131.23円 0.4円
NYダウ・・・34,566.17円 -171.89円
NASDAQ・・・13,790.91円 -0.23円
上海総合・・・3,446.08円 17.2円
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