【市況】東京株式(大引け)=844円安、米ナスダック安受けリスク回避の売りで急落
6日の東京株式市場は前日の米株安を受け、リスク回避の売りが噴出、日経平均は大幅安となった。後場下げ渋ったものの終盤売り直され、この日の安値で引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比844円29銭安の2万8487円87銭と大幅安。東証1部の売買高概算は12億1064万株、売買代金概算は3兆999億円。値上がり銘柄数は138、対して値下がり銘柄数は2012、変わらずは35銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場で主要株指数が揃って下落したことを受け、主力株をはじめ広範囲にリスクオフの流れが波及した。前日にFOMC議事録が公表されたが、政策金利の引き上げやバランスシートの縮小を想定よりも早める可能性について議論を行っていたことが分かり、FRBのタカ派姿勢が鮮明となった。これを受けて米長期金利が上昇し、米株市場ではハイテク系グロース株に売りがかさみ、ナスダック総合株価指数が500ポイントを超える急落となった。東京市場もこの流れに追随する形で半導体関連などハイテクセクターへの売り圧力が強まった。値下がり銘柄数は2000を上回り東証1部全体の9割強の銘柄が下落する全面安商状となった。下値では買い向かう動きもみられ、売買代金は3兆円大台に乗せた。
【市況】日経平均は3日ぶり大幅反落、844円安、FRBタカ派姿勢受け/相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落。5日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、392ドル安となった。12月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が意識され、金利上昇とともにハイテク株を中心に売りが広がった。本日の東京市場でも値がさグロース(成長)株に売りが先行し、日経平均は195円安からスタート。その後、国内での新型コロナウイルス感染者数の増加なども警戒されて幅広い銘柄に売りが出て、日経平均は下げ幅を大きく広げこの日の安値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比844.29円安の28487.87円となった。下げ幅は昨年6月21日以来の大きさ。東証1部の売買高は12億1064万株、売買代金は3兆0999億円だった。業種別では、精密機器、サービス業、電気機器が下落率上位で、その他も全般軟調。保険業、鉄鋼の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の92%、対して値上がり銘柄は6%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急落、米株安でハイテク株などにリスク回避の売り優勢 (1月6日)
1.日経平均は急落、終盤売り直され800円超の下げで安値引け
2.前日の米株安を嫌気、特にナスダックの大幅安で投資家心理悪化
3.開示されたFOMC議事録はタカ派色の強い内容で米長期金利上昇
4.半導体関連などハイテク主力株への売りがかさみ指数押し下げる
5.値下がり銘柄数は全体の9割超を占め、売買代金3兆円台に乗せる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比392ドル安と3日ぶりに反落した。FOMC議事録で、早期利上げの可能性が示されたことから、ハイテク株などを中心に売りが優勢となった。
東京市場では前日の米株安を受け、リスク回避の売りが噴出、日経平均株価は大幅安となった。後場下げ渋ったものの終盤売り直され、この日の安値で引けた。
6日の東京市場は、前日の米国株市場で主要株指数が揃って下落したことを受け、主力株をはじめ広範囲にリスクオフの流れが波及した。前日にFOMC議事録が公表されたが、政策金利の引き上げやバランスシートの縮小を想定よりも早める可能性について議論を行っていたことが分かり、FRBのタカ派姿勢が鮮明となった。これを受けて米長期金利が上昇し、米株市場ではハイテク系グロース株に売りがかさみ、ナスダック総合株価指数が500ポイントを超える急落となった。東京市場もこの流れに追随する形で半導体関連などハイテクセクターへの売り圧力が強まった。値下がり銘柄数は2000を上回り東証1部全体の9割強の銘柄が下落する全面安商状となった。下値では買い向かう動きもみられ、売買代金は3兆円大台に乗せた。
日経平均・・・28,487.87円 -844.29円
TOPIX・・・1,997.01円 -42.26円
JPX日経400・・・18,027.45円 -371.29円
日経JASDAQ・・・3,832.57円 -45.84円
東証マザーズ・・・881.95円 -45.74円
東証REIT指数・・・2,035.16円 -9.48円
米ドル円・・・115.81円 -0.22円
ユーロ/円・・・130.97円 -0.14円
NYダウ・・・36,407.11円 -392.54円
NASDAQ・・・15,100.17円 -522.54円
上海総合・・・3,586.07円 -9.09円
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