【市況】東京株式(大引け)=607円安、リスクオフ加速で2万8000円台割れ
週明け20日の東京株式市場は主力株をはじめ大きく売り優勢の地合いに傾き日経平均は大幅安。大引けで2万8000円大台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比607円87銭安の2万7937円81銭と続急落。東証1部の売買高概算は11億4233万株、売買代金概算は2兆4541億円。値上がり銘柄数は115、対して値下がり銘柄数は2051、変わらずは18銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方から売りに押される展開だったが、日経平均は前場終盤を境に先物を絡め急速に水準を切り下げた。後場は更に下値を探る動きを強いられ、一時650円あまりの急落となり大引けも600円を超える下げで12月6日以来の2万8000円台割れとなった。前週末の米国株市場でNYダウが急落したことでリスク回避のムードが強くなり、中国人民銀行が政策金利を引き下げたことが伝わると、これも悪材料視する形で売りがかさんだ。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大が世界的に加速していることも買い手控え感を助長した。業種別では33業種すべてが下落、値下がり銘柄数は東証1部全体の94%を占める文字通りの全面安商状となった。
【市況】日経平均は大幅続落、28000円割れ、海外コロナ拡大や金融引き締めで/相場概況
日経平均は大幅続落。17日の米国市場でNYダウは大幅続落し、532ドル安となった。欧米で新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」が感染拡大しているうえ、連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が3月にも利上げする可能性を示唆し、主要中央銀行の金融引き締め姿勢が改めて意識された。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで220円安からスタート。中国当局による利下げや本土投資家の海外証券取引を巡る報道などもネガティブ視され、引けにかけて一時27893.18円(前週末比652.50円安)まで下落した
大引けの日経平均は前週末比607.87円安の27937.81円となった。終値で28000円を割り込んだのは今月6日以来。東証1部の売買高は11億4233万株、売買代金は2兆4541億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、証券、鉱業、ゴム製品、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の94%、対して値上がり銘柄は5%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米株安や中国利下げで2万8000円割れ (12月20日)
1.日経平均は600円あまりの急落で2万8000円大台割れ
2.NYダウ大幅安受けリスク回避、前場終盤を境に下げ加速
3.オミクロン株警戒、中国の利下げも好材料として機能せず
4.業種別では33業種全部下落、個別も94%が下げる全面安に
5.レーザーテックや東エレクなど半導体主力株の下げ目立つ
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比532ドル安と続落した。金融緩和の縮小やオミクロン株感染急増を警戒し、景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、主力株をはじめ大きく売り優勢の地合いに傾き日経平均株価は大幅安。大引けで2万8000円大台を割り込んだ。
20日の東京市場は、朝方から売りに押される展開だったが、日経平均は前場終盤を境に先物を絡め急速に水準を切り下げた。後場は更に下値を探る動きを強いられ、一時650円あまりの急落となり大引けも600円を超える下げで12月6日以来の2万8000円台割れとなった。前週末の米国株市場でNYダウが急落したことでリスク回避のムードが強くなり、中国人民銀行が政策金利を引き下げたことが伝わると、これも悪材料視する形で売りがかさんだ。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大が世界的に加速していることも買い手控え感を助長した。業種別では33業種すべてが下落、値下がり銘柄数は東証1部全体の94%を占める文字通りの全面安商状となった。
日経平均・・・27,937.81円 -607.87円
TOPIX・・・1,941.33円 -43.14円
JPX日経400・・・17,558.06円 -376.84円
日経JASDAQ・・・3,792.23円 -63.53円
東証マザーズ・・・948.28円 -15.38円
東証REIT指数・・・2,021.23円 -51.08円
米ドル円・・・113.56円 -0.09円
ユーロ/円・・・128.00円 -0.62円
NYダウ・・・35,365.44円 -532.2円
NASDAQ・・・15,169.68円 -10.75円
上海総合・・・3,593.60円 -38.76円
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