【市況】東京株式(大引け)=207円安、米株安とFOMCを前に買い気盛り上がらず
14日の東京株式市場はリスク回避の売りが優勢となり、日経平均株価は反落した。FOMCを前に前日の米国株市場が軟調で、買い気が盛り上がらなかった。
大引けの日経平均株価は前営業日比207円85銭安の2万8432円64銭と反落。東証1部の売買高概算は9億8594万株、売買代金概算は2兆3251億円。値上がり銘柄数は766、対して値下がり銘柄数は1317、変わらずは100銘柄だった。
きょうの東京市場は、売り優勢で始まり朝方は日経平均が下げ渋る場面もあったが買いは続かず、その後は再び売り直される展開に。後場に入ると一段安に売られた。前日の米国株市場では新型コロナウイルスのオミクロン株に対する警戒感が再燃し、NYダウなど主要株指数が揃って下落、東京市場でもこの地合いを引き継ぎ軟調な推移を強いられた。あすに予定されるFOMCの結果公表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとのニーズも買いを手控えさせた。午後になって、岸田首相が国会で自社株買いを巡りガイドラインの設定を示唆する発言を行ったことが伝わり、自社株買いが抑制されるとの思惑が全体相場の下げを助長した。業種別は保険セクターが買いを集め全体指数を下支えしたが、半導体製造装置の主力株が下落したことで地合いが悪化した。
【市況】日経平均は反落、コロナやFOMC警戒、首相発言も/相場概況
日経平均は反落。13日の米国市場でNYダウは反落し、320ドル安となった。英国で新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」による初の死者が確認され、14日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の縮小ペースが加速する可能性も警戒された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで85円安からスタート。FOMCを前に積極的な買いは手控えられたうえ、後場には岸田文雄首相の自社株買いを巡る発言が嫌気される場面もあり、一時28309.67円(前日比330.82円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比207.85円安の28432.64円となった。東証1部の売買高は9億8594万株、売買代金は2兆3251億円だった。業種別では、空運業、サービス業、陸運業が下落率上位だった。一方、保険業、医薬品、電気・ガス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は35%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、岸田首相の自社株買い巡る発言で失望売り (12月14日)
1.日経平均は反落、後場に下げ幅広げ前日の上昇分を帳消しに
2.米株市場ではオミクロン株への警戒感再燃し売りに押される
3.岸田首相の国会での自社株買いに関するコメントで失望売りも
4.FOMCの結果及びパウエルFRB議長の会見待ちの様相に
5.保険株買われる一方、半導体関連の主力株が売られ下げ助長
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比320ドル安と反落した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による死者が、英国で13日に初めて確認されたことが警戒された。
東京市場では、リスク回避の売りが優勢となり、日経平均株価は反落した。FOMCを前に前日の米国株市場が軟調で、買い気が盛り上がらなかった。
14日の東京市場は、売り優勢で始まり朝方は日経平均が下げ渋る場面もあったが買いは続かず、その後は再び売り直される展開に。後場に入ると一段安に売られた。前日の米国株市場では新型コロナウイルスのオミクロン株に対する警戒感が再燃し、NYダウなど主要株指数が揃って下落、東京市場でもこの地合いを引き継ぎ軟調な推移を強いられた。あすに予定されるFOMCの結果公表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとのニーズも買いを手控えさせた。午後になって、岸田首相が国会で自社株買いを巡りガイドラインの設定を示唆する発言を行ったことが伝わり、自社株買いが抑制されるとの思惑が全体相場の下げを助長した。業種別は保険セクターが買いを集め全体指数を下支えしたが、半導体製造装置の主力株が下落したことで地合いが悪化した。
日経平均・・・28,432.64円 -207.85円
TOPIX・・・1,973.81円 -4.32円
JPX日経400・・・17,838.24円 -38.9円
日経JASDAQ・・・3,881.71円 -28.52円
東証マザーズ・・・993.77円 -29.89円
東証REIT指数・・・2,037.39円 -11.57円
米ドル円・・・113.53円 -0.01円
ユーロ/円・・・128.48円 0.29円
NYダウ・・・35,650.95円 -320.04円
NASDAQ・・・15,413.28円 -217.31円
上海総合・・・3,661.52円 -19.55円
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